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2011年3月19日 (土)

「勝負下着」を着用している女性には「葉酸」が必要?

 

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しっかりとした食事で栄養摂取されている女性でも、葉酸(ビタミンB9)は200μg不足するそうです。不足すると、赤ちゃんが奇形児になるリスクが高まります。原発事故が万一悪化した場合は放射能による「胎児危機」が危ぶまれるために、この機会に併せて書かせて頂こうと思います。

「国が今の時期に海藻摂取を勧告しないワケ」では、WHO(世界保健機構)を悪者にしてまでも、ヨード不足による危険性を書かせていただきました。(WHOさん、ごめんなさい。) しかしWHOがいくら勧告しても、または欧米各国がいくら非難をしても、日本がガンとして所要量の増量を拒否っている栄養素があります。それがこの「葉酸」です。このビタミンは細胞分裂に大きく関与していて、妊婦さんの摂取不足が危ぶまれています。

「厚生労働省・日本人の食事摂取基準2010年度版」によれば、成人の葉酸の所要量は男女とも、200μg、推奨量を240μgとしています。そして注意喚起として、妊婦・授乳婦の付加量として、さらに所要量として200μg、推奨量として240μgを付加しています。(妊婦さん、授乳婦さんの推奨量は480μgということです。) そして「妊娠可能な女性への注意事項」として、400μgの摂取を付記しています。

5年前の「日本人の食事摂取基準2005年度版」と比べた場合も、ほとんど違いがないと言っていいでしょう。じつはこの200μg(240μg)という数値に、WHOや欧米が激しく非難をしています。新しい生命を授かった時点で母体が400μgの葉酸を摂取していないと、赤ちゃんが奇形児になってしまうリスクが高まることが証明されているからです。ですから成人女性であれば、所要量を400μgすべきというものです。

2005年度版」の葉酸の策定にあたっては、かなり紛糾していました。「200μg」か「400μg」かという議論合戦です。その様子は部外者にも漏れ出るぐらい、激しいものでした。そして決着したのが、今運用されている「200μg」というわけです。食事からの可能な摂取量が200μgなのだから、そうならざるを得ないというのが理由です。

そのせめぎ合いで押し切られた側の意見は、「それならそれで、サプリメントの必要性を織り込んだものを。」であったようです。しかしそのような大事なことは、国民にほとんど知らされません。欧米では「女性の葉酸摂取」は大々的にPRされていて、サプリメントや栄養強化された通常の形態のもので、葉酸摂取の啓蒙が進んでいます。

「国が今の時期に海藻摂取を勧告しないワケ」でもお伝えしましたが、こういった栄養摂取量を策定するに際しては、関係者間での勢力闘争があります。主幹となるのは、国立健康・栄養研究所(略称:栄研)です。外部からじっと眺めていると、同研究所には「サプリメント反対派」と「サプリメント容認派(積極派)」の方がおられることが、浮き彫りになってきます。

「サプリメント反対派」は、サプリメントの必要性をゼロとしています。これは同研究所とは関係がありませんが、薬事監察の職に就いておられる方には、とんでもないことを言われる方もいらっしゃいます。実際私は、ある自治体(兵庫県ではありません)の薬事ご担当者が「錠剤やカプセル状になったものが食品として流通するのはおかしい。」と、公然とサプリメント自体を否定しました。すでにサプリメントが法律で許可されていた後の出来事であっただけに、みなさんビックリしていましたが・・・。

このようにサプリメントをお嫌いな方は、どこまでもお嫌いなのです。それは同研究所でも同じようで、サプリメントにより栄養摂取を、「邪道」というような表現をしていたことを耳にしたこともあります。

一方、個人の主義や主張は二の次にして、「国民にとって何が大事」かとお考えの方も、同研究所にはいらっしゃいました。以前同研究所のウェッブページに、2003年6月12日付で、斎藤衛郎氏(国立健康・栄養研究所 食品機能研究部長)の「ビタミンサプリメント」という論文が掲載されていました。その論文の冒頭では、まさに「葉酸不足」の懸念が書かれていました。

同氏は葉酸の他にも、不足しがちなビタミンがあることにも言及していました。少々変な表現になるかもしれないですが、まるで親が子を思いやるような、温かい気持ちも感じられる内容です。同氏はあくまでも「食事による栄養摂取」を基本としながらも、サプリメントによる危険回避を訴えていました。

2005年以降同研究所では、同氏のような活動は見受けられません。予防医学というものが、この数年間後退したようにさえ、私には感じられます。今回の津波・震災後TVCMでさかんに、「子宮頚ガン」の定期検診がPRされました。もちろん大事なことです。しかしその疾病も葉酸摂取で、リスクが低くなるとされています。

欧米のように「葉酸摂取運動」など日本にはありませんが、多くの葉酸不足であることは間違いありません。赤ちゃんを奇形から救うのは国ではなく、お母さんご自身とお考えいただくほうが安全です。成人女性がご自身が女性であることを自覚されたその時から、しっかりとした葉酸摂取が必要です。あまりヤボなことは申し上げるべきではありませんが、一昔前に流行ったドラマ「東京ラブストーリー」のように、ラブストーリーは、突然にやってきます。

福島近県に限らず、日本全国で健康な赤ちゃんが誕生することを、切にお祈り申し上げます。

公式サイトの同内容の記事

 

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