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2012年6月18日 (月)

ブルーローズ@ひょうごローズクラブ ① 遺伝子組み換えの青いバラの安全性

 

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6月16日(土曜日)に、ここ数年毎年参加させていただいている、兵庫ローズクラブの総会がありました。例年のようにミニコンサートから始り、1年の活動報告等の総会、そして講演会がありました。今年は①ブルーローズについてと、②美しくバラを咲かせることについてです。②は「はっ!」とするぐらいたいへん感銘を受けたのですが、今回は青いバラの講演について書き、後日②のことについて書きたいと思います。

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青いバラを交配で作るのが難しく、昔からバラの栽培者により、交配によりいろいろと開発が進めれてきました。今回は遺伝子組み換えにより青いバラの開発者さんの、講演会が組み込まれました。

やはり遺伝子組み換えとなれば正直なところ、私はすんなりと受け入れることはできません。生態系への負荷については、たいへん深刻な事態も発生しています。遺伝子組み換え先進国であるアメリカでさえも、露地栽培が大規模にすでに始まった後に全米科学アカデミーが、「環境影響評価は不十分」との結論を出したことは、あまりにも衝撃的な出来事でした。ひと言でいえば、遺伝子組み換え植物の花粉や種子等による汚染です。人間が遺伝子操作を行った植物により、生態系が壊されてしまっている危険性=バイオハザードを意味します。

また遺伝子組み換えには、未知の危険があり得ます。そういうわけで私は、遺伝子組み換えは好きにはなれません。百貨店さん等でしばしば、弊社製品のバラ配合のタラソパックの実演販売をさせていただくため、バラ好きの女性とよくお話する機会があります。遺伝子組み換えの青いバラがちょくちょく話題によくのぼりますが、おおかたのお客さまは私と同様に、遺伝子組み換えのバラは好まないようです。

とはいうものの、いくら自らが気をつけても、大豆等の食品であれば、「遺伝子組み換えではない」と表記されていても数パーセントの混入はさけられないし、食用油やビタミンEなどは、ほとんどが遺伝子組み換え大豆によるものでしょう。いわばもう私は、遺伝子組み換え作物にお世話になってしまっているわけです。

それならば無下に遺伝子組み換え作物を排除するのではなく、まずは開発者さんのお考えをうかがいたいと思いました。お互い狭い日本という同じ国土に住んでいるわけですから、遺伝子組み換えについて肯定する側と否定する又は嫌う側の、溝は浅くなってもよいわけです。少なからずの方々が遺伝子組み換え作物には否定的であるから、きっと遺伝子組み換えのブルーローズの開発者の方が、素人の私にも安全性の説明もわかりやすくしっかりして下さると期待していました。

しかし残念ながら安全性の説明については、講演中はほとんどなされませんでした。開発に至った経緯や開発のパートナー会社との出会い、そして商業栽培(露地栽培)までの苦労話がメインでした。

ご講演が終了した後に質問タイムに移り、ある方より「遺伝子組み換えに使用する菌はブルーローズに残らないか(漏えいしないか)」のご質問がありました。

ブルーローズの遺伝子組み換えに使う菌は、遺伝子組み換えの大腸菌です。20世紀末にこの遺伝子大腸菌が作り出す毒素による死亡事故である、トリプトファン事件が発生しました。今ではEGFやFGFといった化粧品成分も、この遺伝子組み換え大腸菌でつくられています。

やはり安全性が気になられるのでしょう。開発者さんは、菌は死滅するから危険性はない旨の、ご回答をされていました。

私も質問したくなり手を上げてうかがいました。「私はハマナスが大好き。遺伝子組み換えの花粉が飛散して、ハマナスが青くなってしまうような交雑が生じてしまっては困る。絶対起こらないといわれてきた原発事故が起こった今、絶対安全ということはない。ノアの箱舟のような安全策を講じているのか。」と、まったくもって不躾な質問をさせていただきました。

ノアの箱舟とは、交雑の可能性があるバラの原種や主だったバラを、遺伝子組み換えの花粉をふさぐため、隔離圃場で生存させておく意味です。遺伝子組み換えに汚染されてしまい正常な種が絶滅してしまっては、地球的悲劇です。どこかで正常な種が生存していれば、復元が可能となります。

交雑のリスクについては、花粉には色の情報が入っていないので、(ハマナスが)青色になるようなことはないとのことでした。しかしその他の情報については疑問が残ったままで、ハマナスの花びらや実(ローズヒップ)が食用に適さなくなるかは、不明のままです。

交雑の危険性についてはいくつかのポイントから、開発者さんは危険性を否定されました。概ね「危険性はない」と断定的に否定されてはいましたが、一部「危険性はないと思う」と推定的に否定されました。言葉尻をとらえるわけではありませんが、とても大事な点でしょう。

人間というものは、自信がないときには断定的に答えることはできないものです。締めくくりに開発者さんは「危険性はないので、(無秩序な交雑が生じた時の)対策は講じていない。」と締めくくられました。しかし断定的にリスクを否定できなかった箇所がある以上、「無秩序な交雑が生じる危険性は低いので対策はとらない。」ととらえるのが妥当でしょう。

そして開発者さんが「可能性が低い」とは、はたしてとるに足らない微細なリスクであるのかということを、考察する必要があります。残念ながら私には専門知識がないので、定量的な危険性の大きさなどわかりません。しかし今回のこのご講演で、確信したことがあります。遺伝子組み換え作物の開発者さんと一般市民との間では、危険度や環境保護の認識に関して、とてもとても大きなズレがあるのです。

そのズレを示す根拠は、開発者さんの経験談の中にありました。海外に出かけて研究に役立ちそうな植物があったら、こっそりポケットにしのばせて帰国されたことも、苦労話としてされていました。「こっそりポケットにしのばせて」とは、開発者さんの表現をそのまま転用しています。環境保護や遵法に対するあまりにも違う感覚に、正直なところ私は唖然としまいました。

帰国の際には、ご存知のように税関検査があります。麻薬や拳銃や有害動植物およびそれらが含まれるとされる土などが日本に入ることがないように、職員の方が必死に防衛をされているのです。拳銃は税関の担当ですが、麻薬は併設されている検疫所、そして有害動植物は防疫所が直接の担当です。

日本に持ち込まれた植物の内部に虫の卵のうがあったりそれが種子であれば、それが運悪く生育・繁殖して、日本の生態系を壊したり人命を脅かす危険性があります。ある意味、拳銃の密輸よりも恐ろしい結果になり得ます。そのために植物防疫所の職員さんは、有害となりえる動植物の持ち込みを、一生懸命取り締まっているわけです。罰則が厳しくなった云々はともかくとして、この行為はひとことで言えば「密輸」で、今も昔も決してやってはならない危険な行為です。

植物を持ち込みたいことがあれば、防疫官に申告して許可を得なければなりません。しかし今回の開発者さんのようなケースの場合は、だいたいにおいて得体の知れない植物であるから、没収されてしまう可能性がとても高いのです。そこで開発者さんはだまって、ポケットに入れて日本に持ち込んだとういわけです。安全か危険であるかの判断は、開発者さんにはできません。判断できるのは、防疫官です。

荷物の中に植物を入れておくよりは、ポケットの中の方が隠して持ち込みやすいのです。税関の荷物検査ではよほどのことがない限りは、衣類のポケットまでは調べることはありません。税関検査官としては、そこまでして疑いたくもないし、また渡航者の尊厳を傷つけたくないという思いがあると思います。実際私は今まで数十回渡航していますが、荷物の中は厳しく調べられたことはあっても、ポケットの中は1度たりとも調べられたことはありません。

外来生物による脅威というのは、とてもこわいものです。20世紀末に大阪府を中心とした関西圏で、「セアカゴケグモ」騒動がありました。もともと日本には生息しなかった殺傷能力のある毒蜘蛛で、海外では死亡事例があったため、たいへんな騒ぎであったことを、今でも覚えています。海外からの貨物に紛れ込んでいたか、または誰かが日本に持ち込んだわけです。ちょうど今の原発事故のように、子供たちは屋外で遊ぶことが制限され、地域にさまざまなストレスを与えました。

植物を無許可で持ちこんだ研究者さんにとっては、外来生物による環境破壊は、たいしたリスクではないのでしょう。しかし一般市民の感覚では、やはりたいへん大きなリスクです。この環境保護に関する感覚のズレが、一般国民との大きな差だと思います。思慮ある国民であれば、決して外来植物を無許可で持ちこんだりしません。

業界においてはある種の違法行為が、平然と行われるということがよくあります。今回の開発者さんが、多くの聴衆の前で外来植物の無許可持ちこみの経験談を平然と披露できるほど、遺伝子工学の研究者たちによってこのようなことが行われるのが当たり前であったとすれば・・・。このような強い疑念が、残念ながらわいてきます。

まことに失礼な表現かもしれませんが、遺伝子組み換え推進者側の「危険性は低い/限りなく低い」という言葉は、そのまま鵜呑みにはできないということを、逆に今回学んでしまったような気がします。もちろん全ての遺伝子組み換え作物推進者のみなさんが、環境保護の意識が低いなどとは申しませんが・・・。

外来生物の無許可持ちこみはもちろん、その他の法令に背く行為や、無許可の遺伝子組み換え作物の栽培などは厳に慎んでいただき、その上で危険度の認識に関しても国民目線を合わせれば、少しはミゾは浅くなるのではないでしょうか。といっても、やはり私はできるなら、未知の危険が内在しうる遺伝子組み換え作物は、できるだけ避けたく思います。

さきほどの質問の内容に少し戻りますが、やはり遺伝子組み換え作物を商業栽培をされるなら、万が一の交雑の発生のリスクを考え、交雑可能な種の保存を、企業が責任をもって行ってほしいと思います。そしてもうひとつ・・・。「夢」を叶えるためには外来生物の密輸もするといった、手段を選ばない行為は論外であり、そういった思想で完成したブルーローズには、失礼ながら私は喝采をおくる気にはなれません。

なお、いつも笑顔で参加されておられる名誉会長の井戸知事は、今回は欠席されました。ここ数年来、初めてのことです。県内の農業生産者さんとの、食の安全のフォーラム等のお仕事で、お忙しかったかもしれません。

ブルーローズ@ひょうごローズクラブ ②に続く

 

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