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2013年11月15日 (金)

高血圧の医薬品で妊婦さんに羊水過少症の副作用

 

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「ARB=アンジオテンシン2受容体拮抗薬」と「ACE阻害剤」といった高血圧の医薬品を服用した妊娠女性が、羊水過少症などの副作用を起こし大問題になっていることが、昨日報道されました。近い将来ママになられる方々にとっては、決して他人事ではないでしょう。医療機関や国家機関によって、早急な対策が求められるべきことでしょう。

しかし私は、ここ10年の世の中の動きと考え合わせれば、少々恐くなってくることがあります。それは10年前の海外政府機関と日本の大手新聞社による「ひじきバッシング」と、昨年の日本の国家機関による「海藻バッシング」です。それぞれの記事にも書きましたが、これらのバッシングは、たいへん偏った見識によるものです。

これらのバッシングによる影響は根が深く、未だに当ブログや弊社公式サイト内の記事に、「わかめ and 危険」といったアクセスをたくさん頂戴します。弊社はフランス・ブルターニュの伝統を踏襲したタラソテラピー化粧品等を企画・販売しております。しかし食のタラソテラピーは、日本がイチバン進んでいます。これらのバッシングは、日本の伝統食文化を棄損するだけでなく、日本国民の健康を害し続ける可能性があります。

WHOは何年も前より、成人のナトリウムの最大許容量を、食塩換算で6g/日と設定しています。しかし日本の食文化では塩や醤油などを多用するため、なかなか実現は難しいとされています。「日本人の食事摂取基準」(2010年版)によれば、10g以下を目標と掲げています。ひとことでいえば、減塩に努めなさいということです。

私は思うのですが、日本人には日本の食文化があり、欧米に合わせる必要はないと思います。たとえ塩分摂取量が10gを越していても、長寿を実現してきたわけです。そのバランスの調整をになった中心的食材は、コンブを中心とする褐藻類であったと思います。その海藻を新聞社や国家機関がバッシングしてしまい、今も悪影響が大きいので、これからのもっと深刻な事態が懸念されるわけです。

昆布の乾燥体中の有効成分の構成比率(真昆布の近似種Laminaria Digitataの場合)

血圧降下作用のあるラミナリン(ラミナラン):14%

ナトリウム吸着排出作用があるアルギン酸:25~30%

ナトリウムに代わって味を濃くする・ナトリウム排出作用があるカリウム:4~20%

(ラミナリンについてはwikipediaさんの記事では「夏から秋に40~50%と書かれていますが、恐らくは他の水溶性食物繊維のアルギン酸やフコイダンを合算したものと思われる。)

昆布は食べる量さえ間違わなければ、ほとんどまるごと高血圧予防になる安全性の高いハーブです。減塩に努めるのは、大切なことかもしれません。しかしそれ以上に、本来の日本の伝統的な食事に、戻すべきではないでしょうか。風疹予防に関する記事にも書きましたが、結納品の「昆布」は「子産」です。偉大な日本のご先祖さまは、意味のないオマジナイなどはしないでしょう。妊娠中に昆布を接触的に食することが安産につながることが、経験的に科学されていたと考えるのが妥当でしょう。

なお弊社スキンケア製品アドバイザー医師の北廣美先生(代替医療分野では超有名な先生)の著書「海藻パワーの秘密」によれば、アルギン酸はダシをとったあとにも、たくさん残っているそうです。ですから「丸ごと」食すことが、何よりも大事でしょう。昆布の適正な摂取量については、過去の記事をご覧下さい。

昆布以外の褐藻類でヒジキなども、驚異的にカリウムを含む食材です。「ヒジキを妊婦さんが食べると奇形児が生まれる。」と主張されるお医者さんがおられるようですが、私の知る限りでは、歴史的にそのような危険情報は存在しません。

ワカメは生ワカメか素干しワカメ以外は、残念ながらほとんど有効成分は落ちてしまっています。カットワカメの場合は、たとえば素干しワカメに比べて、カリウム含有量は1/10です。カットワカメとは、湯通しされた後に塩漬・乾燥したものです。

一種の妊娠中毒症である「妊娠高血圧症候群」におちいった場合は、治療の一環としてまずは減塩の食事で改善をはかり、それで難しい場合は医薬品の服用となる場合があるようです。食用海藻の名誉回復が、急がれると思います。

 

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