ペットボトル水を飲めない人の悲劇
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私たち健常者が安全であると疑わない、ペットボトルの水を飲むことができない方もおられます。化学物質過敏症(CS)患者さんです。
化学物質過敏症支援センター(CSSC)さんを通じて、現在試作中の洗剤をCS患者さんに供給させていただいています。そういうわけで、自然とCS患者さんとの会話も増えます。その会話で私は、常識では考えにくいことを学びます。ある重篤な患者さんは、ペットボトルの水にさえ反応してしまうようです。
プラスティック(樹脂)製品を製造する際は、滑沢剤などが金型に噴霧されます。樹脂が金型に、こびりつかないようにするためです。また、製造途上での効率化のためや、一定の品質を保持させるために、樹脂の原料自体にも添加剤が加えられます。食品が直接ふれる樹脂によく使用されるのは、食品添加物であるショ糖エステル等です。
ペットボトルの場合は射出成型という方法なので、少なくとも水が触れる部分には滑沢剤は付着しません。しかし樹脂自体にショ糖エステルが添加されていた場合は、間違いなく水に溶け出すことになります。ペットボトルで反応されるCS患者さんは、こういった添加剤に反応されているのではと思われます。
ショ糖エステル自体は、健常者には負担が小さいものです。しかしCS患者さんにとっては、恐ろしい毒素さえなりかねなません。重篤なCS患者さんの場合は、生命活動が、一気に下がってしまうようです。
今回の水道水の放射能汚染の対策として、東京都はペットボトル水の配給を決めたようです。赤ちゃんの健康を守る意味では、もちろん素晴らしい対応でしょう。しかしその水さえ危険で飲めない赤ちゃんがいることにも、配慮が必要となってきます。
行政によるお医者さんへの同疾病の周知徹底はもちろんのこと、一般への周知が急がれるべきだと思います。風邪やうつ病と同じく、CSは誰にでも起こり得る疾病です。
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