高砂高校ビッグ・フレンドリー・ジャズオーケストラ@たかさご万灯祭2011
「高砂や~」の謡いで有名な高砂神社で行われる秋祭は、屋台(神輿)を激しく練り合わせることで、灘の喧嘩祭りと同じぐらいに有名です。いっぽうこの「たかさご万灯祭」とは、ここ数年前に始った比較的新しいお祭りです。道にいくつものキャンドルを灯し、何か所もの公開ステージでライブが演じられます。
このお祭りに先だって、商工会議所の幹事会で「今年も万灯祭の支援よろしく!」と言われてはいたのですが、日々の業務(スキンケア化粧品作りと販売)に追われて、私は何もできないでおりました。しかし今年こそは万灯祭をしっかり観て理解しておこうと思い、事前に「たかさご万灯祭」のウェッブサイトで下調べをしたわけです。
私は思わず、「あっ!」と叫んでしまいました。なんと私の母校である高砂高校にジャズバンド部「BFJO」ができていて、あの上野樹里さん主演の映画「スウィングガールズ」が生まれるキッカケになったということを、恥ずかしながら初めて知りました。卒業生ながら、ほんとうに恥ずかしい限りです。そのBFJOのコンサートが高砂十輪寺で18:00より開演ということで、さっそく夕刻に出発!
私が会場に到着した時は開演間近のため、すでに満席状態でした。さっそく演奏が始まったのですが、とても素晴らしい演奏でした。ほんとうに演奏者のみなさんが、高校生とは思えないほどハイレベルなのです。往年の「グレンミラーオーケストラ」を彷彿とさせるようなムーディーな曲から「Holy Habanero」のような軽快でモダンな曲まで、見事に奏で上げました。
ブラボー!
そして私が何よりも感銘を受けたのは、お茶目ななかにもキラリと光る、見事なまでの立ち振る舞いの美しさです。また低学年のみなさんを演奏に参加させて引き上げようとする、高学年のみなさんの温かい配慮など・・・。矢口史靖監督が「スウィングガールズ&ボーイズ@高砂」に出会って、映画を作りたくなった気持が、何となく理解できるような気がしました。ここまでのレベルに達するまでには、演奏者のみなさん自らのご努力はもちろん、先生がたや(私を除く)卒業生のみなさんによるご指導があったのではと思います。
本日はこの身の恥ずかしさを感じると同時に、美しく楽しい「希望」を満喫させていただきました。
ありがとうございました。
♪♪♪~ ♪♪♪~ ♪♪♪~
(追記)
その昔、現在のJRさんが「国鉄」と呼ばれていた頃、十輪寺さんのすぐ東には「国鉄 高砂駅」がありました。加古川駅から伸びる単線のローカル線で、この駅がターミナルでした。朝夕のラッシュ時は2両編成、その他の時間帯は1両編成の、赤色のディーゼルカーで運行されていました。ディーゼルカーを略して一般的には「ディカー」と呼ばれていたようですが、高砂では「デカー」と呼ばれていました。
その当時の高砂駅の正面出口は東側にあり、そこから東に数百メートル「銀座商店街」がアーケードとして伸びていて、出たところに高砂商工会議所があります。現在は残念ながら営業店舗は少なくなっていますが、お祭りにあわせて地元の方々がお店を出されて、驚くほど盛況でした。
今でこそ最寄りの鉄道駅も廃されて淋しくなってしまいましたが、その当時はまさに高砂の「目抜き通り」でした。東京港区の銀座通の華やかさには少し(?)およばないものの、私にとっては夢の空間でした。当時は映画館もあり、「ゴジラ」をはじめとして、「ガメラ」や「モスラ」も上陸してきました。もちろんフィルム上のことですが・・・。
懐かしくなって歩いていくと、当時入り浸ったプラモデル屋さんが、今も営業されていました。当時のある時期の私は、ガラス越しにプラモデルを眺めるのが日課でした。そしてお金がたまるとそれを握りしめて、目的のプラモデルを買ったものです。お店の雰囲気が今も昔のままなので、何だか嬉しくなりました。
たかさご万灯祭、これからもずっと続いてほしいお祭りです!
タラソテラピーのアルガ・アイ 公式ホームページ [携帯/パソコン]
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