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2012年6月 2日 (土)

じつは危険な天然系界面活性剤? 無添加化粧品の安全性

 

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「石油系合成界面活性剤不使用」とか「鉱物系合成界面活性剤無添加」などというキャッチフレーズをよく見かけます。なかには今回のテーマの「天然界面活性剤のみ使用」とPRされている、化粧品もあるようです。じつはお客様とお話しているうちに、このようなことがしばしば話題となります。

保湿クリーム等スキンケアコスメを製造する際には、乳化させるために界面活性剤が必要となります。またクレンジングオイルや洗顔フォームなどの洗顔料には、界面活性剤が多量に配合されます。弊社の敏感肌用化粧水キット「アクア・ダルモール77」のことでお問合わせを下さるほとんどのお客様は、この界面活性剤がどの程度の安全性であるのか等と、いろいろとお悩みなみのご様子です。

「天然界面活性剤だから大丈夫と思って買ったのに肌荒れがたいへんだった・・・。」「自然由来/天然由来の界面活性剤だから安心」といわれて買ったのに肌に合わなかった」などなど、いろいろお悩みをお持ちの場合が多いのです。

また皮肉にも天然にこだわる女性ほど、毛穴レス肌とは程遠いぐらいに、毛穴が開いているような気さえします。そして結局は鼻パックを常用してますます毛穴が大きくなったり、または天然系と称する化粧下地クリームで、一生懸命毛穴カバーで改善したりと・・・。毛穴が開くのはごく自然と思われている方が多いですが、じつは毛穴というものは、そう簡単に開くものではありません。

そういった場合は必ずお客さんに申し上げる言葉は、「天然は安全を担保できません!」です。あるアトピー患者さん団体の理事長さんがいわれていたのですが、天然=野生です。食品にしても化粧品にしても、歴史的に安全性が確かめられている天然物及び用法が、比較的安全性が高いと言えるわけです。この件に関しては今回のテーマから横道にそれるため、過去の記事をご覧ください。

天然成分・自然由来は安全?

ローズマリーエキス等天然防腐剤の危険性

お話はもとに戻りますが、天然の界面活性剤とは、自然に存在する界面活性成分を集めた物質を指します。たとえばペットボトル入りのお茶を振ると、泡がたちます。これはお茶に含まれているサポニンによるもので、これには油脂を分解する働きがあります。香港などで中華料理を食する際に、ウーロン茶の入ったポットで手指を洗いますが、これはこの性質を利用したものです。

お茶の他に、サイカチやムクロジが有名です。ムクロジは界面活性性成分が10~20%も含まれていて、優秀な界面活性効果があり、シャボン玉液としても利用されてきたようです。現在ではムクロジエキスとして、歯磨き粉などにも利用されているようです。日本語を正しく正確に理解するのであれば、天然界面活性剤は以上のようなことを指します。

しかしお客様が私に相談してこられた天然系界面活性剤の名称をうかがうと、言葉のトリックともいうべき実態がわかってきます。じつは天然に存在する界面活性成分ではなくて、天然素材を化学合成した、合成界面活性剤であったわけです。

でも植物成分を化学合成した合成界面活性剤のほうが、石油を化学合成したものより安全なのでは?

これは、大きな間違いです。

そのような根拠は、一切存在しません。不純物さえ除去してしまえば、石油からであってもパーム油からであっても、同じ界面活性剤が作れるでしょう。これは化粧品ではなく洗濯用洗剤・台所用洗剤・ボディーソープ/ボディーシャンプー等についてですが、私が調べた限りではおおまかな安全性の比較は、以下のようになります。(詳細は過去の記事

安全性大 ← 石鹸洗剤 > 大手さんの石油を原料とした合成洗剤 > 自然派ヤシの実洗剤

以上のように家庭用洗剤では、天然系原料を化学合成した合成洗剤のほうが、鉱物油を化学合成した合成洗剤より、催奇性や発ガン性において、安全性は低くなります。

化粧品に使用される、ヤシ由来の天然素材を化学合成した「ポリソルベート80」という合成界面活性剤があります。この成分が配合された子宮頚ガンのワクチン接種により、子宮に悪影響を与えて女性を不妊化させてしまうことが、一部でたいへんな騒ぎになっているようです。詳しくは、埼玉県のホームページをご覧ください。→(国会質疑及び答弁

私はこの事実により、天然素材を化学合成した合成界面活性剤が配合されているコスメ全てが、危険であると言いたいわけではありません。天然素材を化学合成した界面活性剤は星の数ほどあり、日々開発もすすめられています。

あくまでも天然素材が化学合成されたものと認識して、その上で各界面活性剤の安全情報を収集することが、消費者のみなさんにとって大事だといえるでしょう。まちがっても、肌荒れがすでに出ているのに、「天然素材でかぶれるなんて、私の肌はなんて弱いの?」などと、重篤な肌荒れになるまで使い続けないことです。

また天然乳化剤/界面活性成分だからといって、安心もできません。たとえば大豆レシチンの場合は、わずかに含まれる大豆タンパクにより、アナフィラキシーショックを起こす危険性があると注意を促している皮膚病の患者さん団体もあるようです。その他のアレルギーのリスクのある、天然物も注意が必要です。

天然素材を化学合成した界面活性成分を含んだコスメで肌トラブルを起こした、または気になるとお悩みの場合は、いっそうのこと乳液・保湿クリーム・化粧下地クリーム・オイルクレンジング・洗顔フォームのご使用を、やめてみられてはいかがでしょうか。

 

(以下弊社製品PR)

そんな無茶苦茶な!

ほとんどのお客様は、そういわれます。しかしアルガアイの化粧水キット「アクアダルモール77」なら、それが可能です。

化粧水(アクアダルモール77)塗布後は、ファンデーションを塗って下さい。ジメチコン等の合成ポリマーを含まない、ミネラルファンデーションがオススメ。よれることなく、すっと伸びると好評です。ポイントメイク等も、やはり同様のコスメをお使い下さい。

ご帰宅後は、お肌の乾燥や毛穴の開き等のお肌の老化が懸念される、ダブル洗顔の必要はありません。純石鹸のみの洗顔で、充分対処できます。(合成ポリマーを含んだパウダーファンデーションをお使いの場合は、純石鹸での2度洗いが必要かもしれません。)こうすれば、乳液に含まれる乳化剤等にも、心配をする必要もなくなります。

鉱物油や天然素材をを化学合成した界面活性剤、石油を精製した溶剤や天然素材を化学合成した溶剤を避けたい場合は、ぜひご検討下さい。ただいま「返金保証」も実施中です。

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