化粧品成分は国が許可したから安全性が高くて危険性なし?
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化粧品を購入する際に、しっかり成分を確かめる方がいらっしゃれば、効果を重要視して、配合成分を一切確めない方がいらっしゃいます。成分を確めない理由は、面倒臭いからだそうです。またそのような選択方法をとられる方は、概して化粧水のボトルのデザインやイメージも、大事な基準となるようです。
そして「面倒臭い」といわれる方のなかには、「化粧品の配合成分は国に許可された安全なもの」と思われている方もいらっしゃるようです。しかしそのような事実は、一切ありません。しいて申し上げるなら、問題を起こした成分の場合は、厚生労働省が配合に規制を設けたり、配合そのものの行政指導に乗り出す程度です。
たとえば食品添加物の場合は、食品安全委員会等で審査を受けて、許可されることとなります。充分な安全性が証明されない場合は、許可されません。とはいっても、食品添加物の安全性評価は甘く、将来いろいろと問題が出てくるのではとの批判もありますが・・・。
化粧品の場合は、全成分を表示することが、法律的に必要です。表示成分名は、いわゆるINCI名という国際的に登録されている成分名に対し、日本化粧品工業連合会さんによって決定されています。化粧品工業会さんとは、その名の通りの化粧品の業界団体であって、厚生労働省の指導・監督のもとで、運営されています。
新しい成分を開発して化粧品に使いたいという場合は、まずは日本化粧品工業連合会に申請して、INCI名および表示名称を決定する必要があります。しかしこれらはあくまでも登録であって、許可制ではありません。全成分表示名称作成業務のページには、下記のような記載があります
「収載された成分の安全性、配合の可否等については一切関与致しません。したがいまして、収載された成分が防腐剤、紫外線吸収剤又はタール色素に該当するかどうか等の判断も行っておりませんので、化粧品への配合にあたっては、平成12年9月29日付医薬発第990号厚生省医薬安全局長通知等に基づき、自己の責任の下で行ってください。」
したがいまして化粧品とは、国によって安全性が確保されたもので構成されたものではありません。
もちろん日本のどの化粧品原料メーカーや最終製品メーカーも、安全性の低い製品を供給しようとは、考えていないと思います。(海外製の場合は、防腐剤にホルマリンを使用するなど、信じ難い事態も発生。)しかし行政が事故責任としている以上、消費者各個人が注意しながら、化粧品選びをしなければなりません。ここが食品との、大きな違いでしょう。
しっかり表示されている成分を理解しないと、お肌が損傷を受ける危険性があるわけです。これは「医薬部外品」の石鹸による健康被害例で、化粧品の例として当てはめにくい面もありますが、別記事の「美白を求め過ぎてお肌デコボコ」でお肌に浮腫らしきものができた女性について、記述しました。その方は成分名を一切確認しない方で、効果や商品のイメージ最優先の方でした。
逆に「小麦アレルギー発症を回避した消費者も多くおられるという事実」という記事では、成分表示をしっかり吟味した消費者が、健康被害を回避できたことを記述しました。化粧品に関しては全成分表示制度がすでにスタートしていますが、まさにこの制度の目的は、このような健康被害回避のためであると思います。
ついでながらですが、その他の危ういパターンは、行き過ぎたまたは根拠のない天然主義です。配合されている成分が、天然またはナチュラル志向であれば、それで安全と片付けてしてしまう傾向のある方です。天然か非天然かでふるいにかければいいわけですから、考える必要などほどほとんどなく、楽にコスメ選びができます。それこそが、大きな落とし穴となります。考える必要がないというほど、魅力的な化粧品はないですから!
過去の記事にも書きましたが、ローズマリーエキスを防腐剤と配合している化粧水を、肌荒れがひどく悪化するまで使い続けた女性のことを書きました。また「それはホントに天然界面活性剤?」の記事では、ヤシ油等を化学合成したポリソルベート80という合成界面活性剤が、子宮に悪影響を与える疑いが濃厚であることを書きました。「天然=安全」というのは、幻影でしかありません。
以上のことから、安全なコスメライフをお望みの場合は、やはり成分をしっかり吟味する必要があるでしょう。情報はインターネット上に、余るほどあります。もちろん製品そのものの、口コミも重要でしょう。口コミとはネット上のものよりも、実際のクチコミのほうが信頼性が高いでしょう。食品のように、この記事が皆さまのコスメ選びの、一助となれば幸甚です。
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