アスコフィルムノドスムフュカス・ラミナリアディギタータ等海藻
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化粧品/コスメにフランス・ブルターニュ産の海藻が、しばしば使用されます。日本ではあまり流通している名前でないために、そのような海藻であるかを知りたい方も多いようです。今回の記事では化粧品に使用される、代表的な褐藻類だけをご紹介したいと思います。
化粧品によく使用される代表的な褐藻には、「ラミナリアディギタータ」、「アスコフィルムノドスム」、「ヒマンタリアエロンガタ」、「フーカスベシクロサス(フュカス/ヒバマタ)」等があります。最初のラミナリアは「コンブ目」属する海藻で、他の3つは「ヒバマタ科」に属します。以下にて、それぞれの特徴を記述したいと思います。
1.アスコフィラム・ノドスム(アスコフィラル・ノドソム / アスコフィルム・ノドサム)
フランスでは主として、畜産動物用の餌や、肥料として利用されています。また現地のカルフールさん等のスーパーマーケットでは、お魚を陳列する際に、この海藻を敷いているのを見かけます。ニオイはヒバマタ科の海藻の中でも、強いほうです。私が知る限りでは、フランスではタラソテラピーに利用されるのはまれで、むしろ生活に密着した海藻といえるでしょう。ヨード(ヨウ素)含有量は、グラム当たり1mg程度です。発音上の違いから、多少の名称の呼び方は違ってきているようです。詳しくは各メーカーさんに、お問合わせ下さい。なお近年では、日本にも肥飼料として輸入されていて、25kg入りで7000円程度で販売されています。リンゴやメロンなどがおいしく育つと、たいへん好評のようです。
2.フーカス(フュカス/ヒバマタ)
上記のアスコフィルムが主として動物用であるに対して、同じヒバマタ科でもフーカスは、人間用として位置づけれられているようです。単に、「ヒバマタ」ともよばれます。サプリメントをはじめとして、医薬品や海藻茶などにも、よく使用されています。香りはやはりヒバマタ科の海藻特有のニオイがします。その昔バイキングがビタミンC不足を補うため、船を海岸近くまで寄せて、この海藻をはんだと言われています。ヨード含有量は、グラム当たり1mg程度です。
3.ラミナリアディギタータ
横文字で書くとわかりにくいですが、平たく言えばコンブです。真昆布の近似種で、臭みが少なく独特の芳香があります。古来よりブルターニュでは、アルギン酸Naを抽出するために主として利用されてきました。その他ラミナリアディギタータエキス等。原藻のヨード含有量は、極端に高いというデミリットがあります。グラム当たり6mgを越すと食用としては違反となるため、化粧品用途はヨード含有量は必然的に高くなるでしょう。(最大で10mg/g) 私の知る限りでは、ヨードの経皮摂取による事故例は、報告されていません。しかし弊社では安全をみて、この海藻は使用しないことにしています。
4.ヒマンタリアエロンガタ
「海のインゲン豆」とも称され、アピタイザにも使用されます。ビタミンCをイチバン多く含む海藻で、ブルターニュ特産でもあります。水溶性美肌成分の含有量が多いため、弊社はこの海藻をタラソパック[携帯/パソコン]に使用しています。その理由は、肌刺激をさけるためには、海藻配合量の上限が無視できません。優れた海藻を使用することが肝要と、弊社は考えます。 ヨード含有量は、グラム当たり0.5mg程度です。
以上が主だった、化粧品に使用されるブルターニュ産の褐藻です。海藻そのもののお値段は、ここでは絶対額をお示ししませんが、アスコフィルムノドスムを「1」とすれば、他の海藻のお値段のおおよその比率は、下記の通りです。
アスコフィルムノドスム: 1
フーカスベシクロサス: 2
ラミナリアディギタータ: 3
ヒマンタリアエロンガタ: 10
たとえばアスコフィルムノドスムのキロ当たり単価が300円と仮定すると、ヒマンタリアエロンガタは3000円と、大きな差があります。
以上が主だった、フランス・ブルターニュ産の褐藻のご紹介です。あくまでも一般的な情報であり、個々の特殊な成分までは網羅していません。みなさまのコスメ/化粧品/浴用化粧料選びのご参考になれば幸甚です。
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