海藻バッシングの状況下でダイエット用に発売された トクホのコーラ
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今日は12月31日、2012年がもうすぐ過ぎ去ろうとしています。この一年もいろいろな事件がありました。私にとって最大の事件はやはり、4月11日の「海藻で発ガン」事件でした。国家機関の研究者たちによって、民族的食文化が否定されてしまった、前代未聞の悲しい事件でした。
また弊社の名称の「アルガ」とは、英語の“alga”であり、「藻」や「海藻」を意味する“algae”の複数形です。ですから弊社自体が発癌物質であるかのような、何とも悲しい思いさえいたしました。
過去の記事の記述どおり、この研究内容には致命的な欠陥があります。もっとも重要な点は、鰹ダシの摂取は調査していたのにもかかわらず、昆布ダシの摂取は調査されていなかった点です。現代の通常の食生活においてヨードの多量摂取が問題になるのは、昆布ダシの摂取です。その他の詳細については、過去の記事をご覧下さい。
この事件の後遺症は、いまだに尾をひいています。弊社公式サイトやブログにこの研究を否定する記事を書いていますが、全体のアクセスのうち1/3~1/2が、海藻摂取の心配と思われる検索ワードによるものです。たとえば、「わかめの食べ過ぎ and 発がん」とか「わかめ and 閉経後」などなど・・・。
海藻、とりわけコンブやワカメ(メカブを含む)などの褐藻類が、長寿国である日本の食文化と健康に、大きく寄与してきたことは間違いのないことです。欧米に比べて肥満症・高脂血症や高血圧症・糖尿病などの発症率が低いのは、海藻によるものだと言い切っても過言ではないでしょう。脳梗塞のリハビリに、モズクを食するように薦めている医療機関もあるぐらいです。
そうなのです。じつはこの「海藻で発ガン」事件は、日本国民からますます海藻を遠ざけて、生活習慣病のリスクを高めてしまっています。そしてただでさえ食用海藻産業の足腰が弱っているわけですから、この風評被害は甚大であるといえるでしょう。将来海藻を食べたいと思った時には、供給量が減っているまたは値段が上がっているという事態にもなりかねないでしょう。
ここに生活習慣病対策という、国家機関によるあらたな内需が成立してしまったわけです。不景気の今内需拡大が大事といわれますが、意図的ではないにせよ、国民を生活習慣病のリスクにさらしてまでの内需拡大は、到底納得できるものではありません。
4月下旬には、大手飲料メーカーさんからトクホ(特定保健用食品)のコーラが発売されました。そして11月には別の飲料メーカーさんから、別のトクホのコーラが! いずれもカロリーの吸収を抑えるのが謳い文句(効能)です。
私はトクホのコーラの悪口が、いいたいわけではありません。尊い研究の末に発売されたものだから、尊重されるべき商品です。私個人的にも幼少の頃よりコーラの味に親しんでまいりました。とくに「ペプシコーラ」の味わいには素晴らしいものがあります。阪神タイガースを応援したくなるように、宣伝と販売量では他社さんにリードを許し続けたペプシコーラを、何となく応援していた覚えがあります。
トクホのペプシコーラは、予想に反してペプシ以上にペプシであり、泡立ちもよく伝統的な味も活きています。おいしいです。しかも、お値段もお手頃です。
あくまでも問題なのは、まずは日々の食事から生活習慣病を防ぐべきであるということが、ないがしろにされてしまったということです。サプリメント(いわゆる健康食品)や栄機能食品・トクホには、「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」と表示することが、なかば義務となってきています。しかし国家機関によって食用海藻の風評被害が続く状況下では、形骸化した表記になり下がったといわざるを得ません。
褐藻類で期待される大腸ガン予防効果は、そのトクホのコーラにありますか?
褐藻類で期待される高血圧予防効果は、そのトクホのコーラにありますか?
ただ単なるダイエット効果にとどまらず、褐藻類には他の疾病の予防効果があります。だから日々の食事のバランスが、まず大事なわけです。海藻をふんだんに利用した食事を楽しみ、なおかつその上でまだカロリーリミットしたい場合に、トクホのコーラを召し上がるのが本来のあるべき姿でしょう。(添加物の危険性が指摘されている点は、別とします。)
過去の記事に書きましたが、伝統的日本料理であるヒジキ豆を副菜として摂取し続けた女性が、半年で6kg減のペースで、苦もなく簡単に痩せていきました。ヒジキもやはり褐藻類に属する海藻です。おまけに生理痛がまったくなくなってしんまうという、女性には嬉しい特典も・・・。
ワカメの食べ過ぎで発癌する危険性は、歩道を歩いていて交通事故に遭遇するよりも、もっともっと低いでしょう。日本の伝統を重んじた料理であれば、安全な範囲といえるでしょう。それだけ日本の食文化は、他国の食文化よりも精錬されて優秀なのです。根拠に乏しいデマには惑わされないようにして、素晴らしい日本の文化を大切にしていきたいものです。
政権もかわり、新しく日本が再生されようとしています。現政権の支持・不支持は別として、停滞している被災地の復興が加速されることが、何よりも望まれます。そして失った国際競争力のシステムの再構築などなど・・・。中小企業が潤うまで経済が回復するのは、早くとも数年はかかると言われていますが、それを実現せしめるのはやはり国民の健康です。来る2013年は、「国民の健康」と「海藻」にやさしい年であることを、アルガアイは切望します。
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