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2013年3月21日 (木)

エチルヘキサン酸セチル 自然・天然成分ではなく化学合成した化学物質! マイルドなクレンジングオイルでもダブル洗顔を!

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最初にお断りしますが、この記事は合成洗剤洗顔料に含有される「エチルヘキサン酸セチル」の、悪口を書くことが目的ではありません。エチルヘキサン酸セチルという溶剤/エモリエント剤は、決して天然素材ではなく、人類・人体に不慣れな化学合成油脂である点を、ご認識していただくために書いております。 

過去の記事にも書きましたが、合成界面活性剤や合成油脂等の刺激物に、耐性のある方とない方の差が、年々大きくなってきているようです。過去の記事で「手の異常なフヤケのメカニズム」を書きました。この冬はハンドクリームによる手荒れが多かったせいか、じつに多くのアクセスを頂戴しました。異常なフヤケは、化学合成物質が刺激物として働き、肌細胞を破壊しているために発生します。

この記事を書いたのは、複数のお客さまよりこの成分を含有するクレンジングオイルでトラブルを生じたとうかがったのがきっかけです。トラブルとは、額等の皮膚がブヨブヨになって剥がれるといった感じです。これは過去の記事の、ハンドクリームによって手がふやけるトラブルに酷似しています。おそらくは、エチルヘキサン酸セチルで、細胞が破壊されている可能性があります。その他には、毛穴の開きが大きいとか・・・。

おでこの皮膚がブヨブヨになった直接的原因が、エチルヘキサン酸セチルであるという確たる根拠はありません。クレンジングオイルに含まれていた、他の成分である可能性もあります。またエチルヘキサン酸セチルが、他の成分と共謀してダメージを与えたかもしれません。しかしクレンジングオイル使用後は洗顔フォーム等でこの油脂を洗い流さなかったという使用方法から考えれば、エチルヘキサン酸セチルを疑ってみるのは妥当でしょう。

私がここで問題としているのは、エチルヘキサン酸セチルで肌トラブルが生じた可能性があるという点ではありません。化粧品やクレンジングオイル等の合成洗剤は、お肌に合わない場合があります。お肌に合わないことがわかったら、使用を中止すべきです。安全性の高い製品をつくることができても、すべてにおいて100%安全なものなど、この世の中には存在しません。

問題と思えるのは、そのお客さまが天然派志向であり、その洗顔料のキャッチフレーズで惑わされていたためです。私が指摘差し上げるまでは、「エチルヘキサン酸セチルは石油系ではなく天然の素材であるから安全性が高い」と、大きな誤解をされていました。このいきすぎた販売者側によって醸成された誤解が、肌トラブルが出ても使い続けさせることになったわけです。

やたら「天然は安全/安心」とPRし過ぎると、消費者の方が誤解をしてしまいます。過去の記事「ローズマリーエキスは天然防腐剤だから安心?」の記事にも書きましたが、アレルギーとも思えるの重篤な肌トラブルが生じても、使い続けてしまうのです。百貨店さん等でそんな目にあったお客さまとお話をしていると、ホントに気の毒です。

「私は天然派の洗顔料や化粧品を使っているから安心!」と何の疑いもなく、合成界面活性剤や合成油脂を含んだ、化粧品や洗顔料を使い続ける方が多いよです。安全と過信していしまっているために、使う量も多い傾向があるようです。そして毛穴が開いて黒ずんだ鼻(いわゆる苺鼻)になってきても、何の疑いもなく鼻パックをしている・・・それが現実のようです。

毛穴とは、そう簡単に開くものではありません。

エチルヘキサン酸 セチルは、化学合成した溶剤です。化粧下地クリームに含まれる化学合成ポリマーを、分解するための強い溶解力があります。ですから、たとえばオリーブオイルやホホバオイル等の、クレンジングオイルとして洗浄力のほとんどない天然油脂とは、まったく次元の違う油脂です。ですからエチルヘキサン酸セチルは、天然派とは程遠い合成油脂です。

でも、天然の原料を合成したのだから、石油系の化粧品成分よりも安全なのでは?

これはまったく正しくない、イメージだけのお話でしょう。過去の記事にも書きましたが、石油系素材のほうが歴史があります。その分危険性の高い成分は、どんどん淘汰されてきています。しかしエチルヘキサン酸セチルは、比較的新しい成分です。

自然派志向の化粧品は高く売れるということで、天然の素材を化学合成した、化粧品成分がどんどん生まれています。過去の記事にも書きましたが、化粧品成分として登録されるのは、様式さえ整っていればいいのです。安全性は、二の次の可能性があるわけです。

たとえば・・・。これは化粧品に使用される合成界面活性剤になりますが、過去の記事のように「ポリソルベート80」は、女性の性的機能を破壊する危険性が指摘されています。また別の記事で書きましたが、ボディソープやシャンプー等に使用されるヤシの実合成界面活性剤のアルカノールアミドは、発ガン性が疑われています。どちらも、天然成分を化学合成した成分ですが、自然派成分とPRされています。

化粧品会社の発するキャッチフレーズにのまれることなく、正しい認識を持つのが大事だと思います。そしてお肌に合わないと思ったら、勇気をもってご使用を中止すべきでしょう。

 

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