ドッコイセ福知山市花火大会 ガソリン炎上死亡事故について
楽しいはずの花火大会が、一瞬にして大惨事となってから今日で5日目。昨夜のニュースであらたにお2人が亡くなられ、犠牲者が3人となってしまいました。そしてお2人が、今生死の境をさまよわれている状態です。まことに残念でなりません。
不注意といえば、不注意による事故。なぜこのような事故が発生したのかと考えると、言葉は少々不適切かもしれませんが、何やら「揮発油音痴」ともいうべき、無知さが引き起こしたように思います。
2013年8月4日、滋賀県東近江市の自治会による消火訓練中に発生した惨事では、アルコールを火に直接投入したことが原因です。まったくもって常識外れの、危険な行為です。
同じようなことを、私は小学生の頃に経験しました。自治会の子供会でキャンプに参加しましたが、あるご父兄がポリタンクに入れたガソリンを、もっともっと燃えろとキャンプファイヤーにぶっかけたのです。炎がバッと燃え上がり、炎がポリタンクまで遡ってきて、そのご父兄はあわててポリタンクを投げ捨てました。幸いにもガソリンの量も少なく、惨事にはいたりませんでしたが・・・。
そういえばずっと昔のことですが、石油ストーブ(灯油使用)にガソリンを使用して、火事になった事故もあったような・・・。
アルコールやガソリンは、灯油とは比べ物にならないぐらい危険です。灯油もミスト状に空気中に噴霧でもしない限りは、まず爆発するまでのことはありません。しかしガソリンは、油断すれば爆発します。
たとえが少々乱暴かもしれませんが、灯油を入れた火炎瓶は行き過ぎたデモなどでは威圧の目的で使用されます。しかしガソリンを入れた火炎瓶は、殺傷が目的となるでしょう。ですから宝塚市市役所での火炎瓶事件は、即「殺人未遂」となったのでしょう。内容物がガソリンであれば、爆発して飛び散るのです。念のためにお断りしておきますが、灯油入りの火炎瓶は安全であると言っているわけではなりません。
なぜこれだけ危険なガソリンを、灯油レベルと同様の扱いにしてしまうのか・・・。これは私の持論ですが、税法での揮発油の定義に代表されるように、ガソリンと灯油をあたかも同レベルの揮発油にひとくくりにしてしまっている風潮が、よろしくないのではと思います。税法では灯油をガソリンと同じ揮発油と定義付けています。ですからガソリンは灯油と同じレベルの揮発油という、あやまった感覚が醸成されてしまったいるのではないでしょうか。
ほとんどの方は、ガソリンが爆発するように燃え上がる様子など、見たことがないと思います。私たちは日頃よりガソリンを自動車で使用していますが、爆発中の車のエンジン内部などのぞくことはできません。その結果、「揮発油音痴」になってしまうのではないでしょうか・・・。
ガソリンやアルコールは、灯油よりももっと慎重に扱うべき!
ガソリンは爆弾と同様の爆発物!
このような意識付けがなされる環境が整わない限りは、こういった惨事が繰り返されることが懸念されます。既述の税法も含めて、国民が直感的に危険度がわかるように、整備されてほしいと願います。
不幸にして亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、重篤な状態のお2人が早期に回復されることを、強く祈願申し上げます。
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