石油系合成界面活性剤/石油系洗浄成分不使用は安全?
よくシャンプーやボディソープや洗濯用洗剤で、「石油系洗浄成分不使用」「石油系合成界面活性剤0%」といった、キャッチフレーズがうたわれている場合があります。石油系のものを使用していなければ安心といった、意味合いでもあるのでしょうか・・・。
大いに疑問・・・。
私の今までの経験からでは、概して石油系のほうが安全性が高いのです。なぜなら石油系のほうが歴史が長く、危険性の高い洗浄成分や合成界面活性剤は、ほとんど淘汰されてしまっているからです。
いっぽう植物油脂を化学合成した界面活性剤や合成油脂は、開発されたばかりなので、ほとんど歴史のない洗浄成分ばかりでしょう。歴史がない分、危険性の報告はほとんどありません。誰かに健康被害が出たときに、それが危険性のある成分となるわけです。
過去の記事① ヤシノミ洗剤の安全性に疑問
過去の記事② それは本当に天然界面活性剤?
過去の記事にも書きましたが、たとえば「ポリソルベート80」という天然油脂を化学合成した合成界面活性剤は、開発後は多くの自然派/ナチュラル志向のコスメ/化粧品等で使用されてきました。しかし最近になってこの成分には、女性を不妊化させるリスクがあることがわかってきています。
「石油系洗浄成分0%」と宣伝されているだけで、決して安心しないで下さい。そのシャンプーーやボディソープには、不妊化リスクのある界面活性剤が入っている可能性もあるわけです。他に意図しない成分が配合されていないか、しっかりご確認のうえで使いましょう。
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