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タラソテラピー入浴剤/入浴料に、発汗効果を期待してご購入される方が多いようです。目的はどうやら、ダイエット/痩身です。
別の記事「発汗作用をお求めの場合はエプソム塩」でも書きましたが、弊社はしばしば百貨店さん等で、タラソテラピー入浴料 コート・ダルモールを含めたタラソテラピー製品の、店頭販売などもさせて頂いております。コートダルモールの成分は、フランス・ブルターニュの満ち潮の海水から塩分(塩化Na)を大幅カットして、乾燥させた白い粉末です。リラックス効果と潤いスキンケア効果には、定評がございます。
その際にお客様より、「長風呂で発汗して痩せたい。これで汗ダクダクになれる?」とのご質問をよく頂戴します。私は、「あくまでも心地よい発汗程度であり、汗を滝のように噴き出すことを目的としたものではありません。」とお答えし、「入浴自体は神経を副交感神経モードに誘い、一日の疲れを癒し、良質な睡眠を得るのが目的。浴槽内で長時間過度な発汗で疲れて、どうなさるんですか?」と、失礼ながら問い直してしまいます。
汗だくになるタラソテラピー入浴剤を作るのは、じつは簡単なのです。塩分をカットした海水粉末(海塩)に、インターネットでキロ当たり500円程度で販売されている、エプソムソルト(硫酸マグネシウム)をミックスするだけです。たとえば海塩20gにエプソムソルト40gもしくは無水硫酸マグネシウム20gを加えるだけで、入浴後10分経過するぐらいから、汗がダラダラ出てきます。汗が出過ぎて、リラックスどころではありません。
(→ エプソムソルトや硫酸マグネシウムの詳細記事 無水硫酸マグネシウム10gと、エプソムソルト20gの効果は、ほぼ同等)
海塩と硫酸マグネシウム(硫酸Mg)を使用して、簡易実験を行いました。その結果から、下図のような結果が得られました。なおこれはあくまでも弊社での実験であって、お客さまが弊社のコート・ダルモールと硫酸マグネシウム/エプソムソルトを混合することを、オススメしているわけではありません。

温浴効果/発汗効果を高めるためには、硫酸マグネシウムの混合比率を高めればよいわけです。しかし発汗が高まれば高まるほど、リラックス感は反比例して低下して、ストレスさえ感じてしまいます。そしてもうひとつ大事な点ですが、スキンケア効果が著しく低下してしまうのです。スキンケア効果は入浴後の、角質層が分厚いカカトのスベスベさを官能検査しました。
弊社の手持ちの海塩に無水硫酸マグネシウムを混ぜるとしても、たとえば海塩35gに対して無水硫酸マグネシウム5g(エプソムソルトであれば10g)までが限界だと感じました。それ以上硫酸マグネシウムの混合比率を高めると、リラックス効果も潤いスキンケア効果も、大幅に低下し始めたからです。じつは論理的にも、硫酸マグネシウムの配合比率を高めるとスキンケア効果が低下する理由があります。
以上のことから、発汗・温浴効果をお望みの場合は、タラソテラピー入浴剤/入浴料ではなく、エプソムソルトそのものズバリを使用されたほうが効率的でしょう。経済的にも、安くなります。ただしリラックス効果は、ほとんどないでしょう。もし長時間の長風呂で汗だくになった場合は、ストレスがたまると思います。ストレスは、肥満のもとです。少なくとも私は、長風呂での発汗で痩せたというお話を、聞いたことがありません。
減量を目指すのであれば、まずはストレスをため込むことをしないことが肝要です。実際弊社のモニターさんで毎月1キロずつ痩せて成功した方は、タラソテラピー入浴料を使用していましたが、心地よい発汗程度で、お風呂でストレスをためこむことはしませんでした。そういったお風呂スタイルにヒジキ豆ダイエットを加えて、見事に痩せました!(→ 詳細記事)
痩せるのであれば浴槽内での激しい発汗ではなく、和食を啓蒙するのがイチバンではないでしょうか? なによりも、安全・安心です。ちなみにこの「ひじき豆ダイエット」は、生理痛や月経不順にお悩みの女性に、鎮痛効果を含めた、素晴らしい効果があるようです。(→ 詳細記事) 便秘の解消にも、優れた効果を発揮するようです。便秘薬や消炎鎮痛剤に頼りきるのではなく、まずは和食によるタラソテラピー! とても効果的です。
まれに生理痛で救急車で搬送された方もいらっしゃるとか・・・。ぜひヒジキ豆をお試し下さい。この記事は、たいへん好評です。
なお、汗だくになるような発汗作用を目的としたタラソテラピーという概念は、タラソテラピーの本場フランス・ブルターニュには存在しません。いつもお世話になっている、フランス・ブルターニュのCEVA(海藻工業研究所/海藻等を使用したタラソテラピーでは世界一の技術)によれば、タラソテラピー入浴剤/入浴料の目的はリラックス効果と保湿スキンケア効果であって、発汗は対象外なのです。同研究所によれば、発汗は狭義にはデトックスとはとらえません。
残念ながら、これまで日本ではタラソテラピーが正しく伝えられていないために、「タラソテラピー入浴剤で汗だく!」といった、デタラメの文化が醸成されてしまっているのです。弊社ではこのあたりの情報も、事業を通じてお伝えしていこうと思っております。
弊社もこの立場に立ち、リラックス効果とスキンケア効果に優れた、本格派タラソテラピー入浴料を供給させていただいております。入浴時間は、長くても30分をオススメしております。安価な硫酸マグネシウム/エプソムソルトを混合・増量した、タラソテラピー入浴剤の発売予定はございません。
入浴時間は長くても30分というのは、弊社アドバイザー医師の北廣美先生(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会理事長/代替医療分野では超有名な先生)のご意見によるものです。また弊社では、ストレスをためるような入浴方法では、ストレスがたまって新陳代謝が低下して、逆に太る原因になると考えております。
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