海藻エキス(褐藻エキス.紅藻エキス.緑藻エキス)配合化粧水等コスメ/化粧品でかぶれる危険性 原因は?
最近弊社の公式サイトおよび当ブログに、「海藻エキス」and「危険」、「海藻エキス」and「かぶれ」といったキーワードでのアクセスが目立ってきました。前からちょくちょくあったアクセスパターンなのですが、とくに最近は多いです。
化粧品に一般的に使用される海洋植物自体は、ほんの一部を除いてはお肌に優しく、安全性が高いと思われます。しかしその使用している海洋植物自体が安全性が高くても、抽出する溶媒などの添加物によっては、お肌に刺激を与える場合があります。
端的に言えば、エタノール(アルコール)が良い例です。別の記事にも書きましたが、天然エタノールであれ合成エタノールであれ、エタノールはエタノールです。お肌に刺激を与えると同時に、乾燥肌に導くリスクがあります。他にヘキサンなどの溶媒も使用されるようです。
他の重要な点としては、液状の海藻エキスであれば、パラベンがやや多めに配合されていることです。化粧品原料としての海藻エキス類の少なからずは、フランス等で生産されます。船舶で運ぶ場合は、赤道直下を通過します。パラベンの配合量が少なければ、腐敗してしまうのです。
フェノキシエタノールのみで防腐効果を狙った化粧水/化粧品に比べれば、パラベンで品質をたもった化粧水/コスメ自体は低刺激で、それほど肌トラブルの原因にはならないようです。しかし中には、パラベンで接触性皮膚炎を起こしてしまう方もいらっしゃるようです。
褐藻類エキス・紅藻エキス・緑藻エキスが配合された化粧品で、パラベンが記載されていなくても、パラベンが含まれる場合があります。いわゆる「キャリーオーバー」で、表示義務はありません。化粧品メーカーによっては、パラベンがわりに海藻エキスを使用するといった、意地悪とも思えるウワサが出回るほど、海藻エキスのパラベン配合比率は高いようです。
なお正直な化粧品メーカーさんは、キャリーオーバーであるパラベンもも記載しているようです。皆さまの化粧品選びの、ご参考になれば幸甚です。
《公式サイト内の人気記事 防腐剤編》
● ワセリンの安全性
《他の関連サイト等》
● サブ公式サイト
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