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2014年4月 5日 (土)

環境省の「妊婦の温泉入浴問題なし・禁忌症から除外 」に?

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この10年間ほど、国から発せられる情報/発表に、「?」と感じることがあります。その最たるものは2012年の国立環境研究所が起こした「海藻で発がん事件」で、今でも少なからずの方が、海藻摂取を控えて不健康になられているのではと思われます。

 

過去の記事にも書きましたが、失礼ながらあの研究はまったく信頼に値しないものでした。海藻摂取をも追跡調査したとのことでしたが、ヨード多量摂取でイチバン問題となる昆布ダシの摂取の調査はなされていませんでした。鰹ダシ摂取は、しっかりと調査されていましたが・・・。その他にも問題点が・・・。

 

前置きが長くなりましたが・・・。

 

温泉を上手に利用すれば、温泉は妊婦さんに利益をもたらすと、私も思います。リラックスすることは、安産の必須条件でしょう。また経口摂取だけでは追いつかないミネラル補給を、経皮摂取で補えるという、大きなメリットもあります。

 

しかし私は、今回環境省が「環境省は温泉施設に掲示する注意書き/入浴を避けるべき症状(禁忌症)や効能の内容を32年ぶりに見直し、妊娠中は入浴を避けるべきだという規定を削除する方針を決めたことに関して、強い疑念をもっております。

 

なぜなら現行の基準が決められた経緯がよくわからないだとか、外国の文献や俗説を参考にした可能性があるとの理由で、リスクを否定してしまっているからです。もちろん、調査委託した日本温泉気候物理医学会さんのご意見は、尊重されるべきものでしょう。

 

ちなみに、冒頭の国立環境研究所は、環境省所管の独立行政法人です。

 

世界の中でも日本は、科学的に文化を発展させてきた国だと思います。その最たるものが食文化であって、肥満度が低い長寿国を実現してきました。もっとも最近は食の欧米化が進み、長寿国は崩れつつありますが・・・。そのような日本が、根拠もなく妊婦さんを、温泉から遠ざけたとは到底思えないわけです。

 

草津温泉に代表される硫黄泉では、硫化水素の吸入がしばしば問題になることがあります。硫化水素が胎児に与える悪影響についての考察は、海外でもされているようです。このあたりについての議論がなされたか否かについても、国民にはまったく知らされないままです。もちろん草津温泉が、妊婦さんに危険だと、申し上げているわけではありません。

 

また放射能温泉は、湯あたりを起こしやすいといわれます。湯あたりの原因はさまざまに言われていますが、下痢を伴う湯あたりは、身体の防衛現象だと想像しています。放射能を受け吸収しすぎた腸の内容物を排出すれば、少しでも身体の負担を減らすことができます。妊婦さんが湯あたりすれば流産のリスクは大きくないのか・・・そういった疑問もあります。

 

その他にも、妊婦さんがのぼせたり、滑って転倒して事故を起こすのを恐れて、入湯禁止にしたのだとか・・・。いろいろな理由が考えられます。

 

しかし私はイチバン問題だと思うのは、多くの温泉施設のお湯の温度が、高いことです。書店で販売されている温泉ガイドブックは、泉質は書かれていてもお湯の温度は表記されていない場合が多いのです。

 

①泉質

 

②お湯の温度

 

③空間

 

温泉施設の本質的な良し悪しは、上記の3つで決まるのではと思います。温度はとても、重要な点です。しかし一般的には重要でないために、表記されないのでしょう。

 

日本人はよく、お風呂好きな民族といわれます。しかし私は、「熱湯風呂好き」だと思います。江戸っ子の朝風呂と同じような高温のお湯で、夜風呂を楽しんでいらっしゃる方が、少なくありません。熱いお湯にサッと入って終える、いわゆる「カラスの行水」です。

 

過去の記事にも書きましたが、45℃程度の朝風呂は、緊張を高めてこれから仕事という場合には、きっと有益でしょう。しかし夜風呂は身体を副交感神経モードに誘い、理想的には睡眠導入効果があるぐらいの、低めの温度が求められるはずです。その温度は、高くても40℃といわれています。

 

そしてもう一点考慮しなければならないのは、ミネラル豊富なお湯につかれば、家庭の風呂より身体が熱をもつということです。皮膚に吸着したミネラルは、イオン交換しながら身体内部に入り込み、そして血流にのっていくこととなります。そのイオン交換時に、熱が発生するわけです。スマホを充電した時に、電話機が熱くなるのと同じ理屈です。ですからたとえご家庭の浴槽のお湯と同じ温度であっても、体感的にはたとえば、1~2度高く感じるはずです。

 

フランスではタラソテラピー入浴(バルネオテラピー)は、妊婦さんでも安全だといわれています。タラソテラピー入浴とは、海水を温めたお風呂のことです。そのお湯の温度は、36℃がベストとされています。なぜなら体温に近い温度のお湯が、イチバンリラックスできるからです。36℃のお湯は、皮膚へのミネラルの浸透を高めます。ミネラルの吸収が高まると血液がミネラルを運ぶために血流が上がり、血管が拡張します。これは副交感神経モードであり、リラックスに直結するわけです。

 

というわけで、これから温泉施設が妊婦さんにも解放されるのであれば、温泉施設のお湯の温度を下げるべきだと、アルガ・アイは考えます。36℃とまでいかずとも、たとえば38度程度も、ぐっと安全性は高まるのではないでしょうか。温泉のお湯の温度をぬるくすれば、熱いお風呂好きなお客様よりクレーム・苦情が出るリスクはあるでしょう。しかし何よりも優先されるばきは妊婦さんの安全であると、アルガ・アイは考えます。

 

 

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