アフィリエイト広告は要注意④ 法を逆手にとった時にアフィリエイト広告は狂暴化!
シリーズの初回記事はこちらです → シリーズ①
この記事は、アフィリエイト広告自体を、否定するものではありません。消費者の皆さんにアフィリエイト広告をご理解頂き、悪質なアフィリエイト広告から経済的被害・身体的被害を回避するために書いております。最初にお断りしておきます。
前回の記事では、アフィリエイター/ブロガーさんが実際にはその製品を使用していないのにもかかわらず、あたかも使用したような記事を書くことがある点について書きました。ここまでされてしまっては、消費者としてはたまったものではありません。そういった行為は、厳に慎むべきでしょう。今回は、違法なアフィリエイト記事が発生した場合の責任の所在と、最大の問題点について書きたいと思います。
違法な記事やヤラセのアフィリエイト広告が書かれた場合は、当然のことですが、まずはその記事を書いてリンクを設置した、ブロガー/アフィリエイターさんの責任となります。しかしその記事の存在を知っていて、広告主や仲介者が適切な対処をしなければ、薄い共犯性が認められるとのことです。ひとことでいえば、グルになって消費者を欺く行為となります。
アフィリエイトの広告主は、あくまでも販売者ということになります。これは誰が広告に対する費用を支払うかによります。今回発生した弊社のトラブルの場合は、仲介者がYAHOOさんであって、広告主は弊社となります。ここが大事なポイントとなります。
「広告主がだれであるか」という論点が全く視界にないままに、一昔前は「アフィリエイト広告を依頼しておけば、お金欲しさに違法な広告でもどんどんしてくれて、高価な商品でもどんどん売れる。」といった、誤った認識の広告主さんが多くいたように聞き及びます。たとえば「この健康食品でガンが治る!」といった感じでしょうか・・・。
しかしそれはまったくの間違った認識で、先ほどのご説明どおり、広告主さんが「ガンが治る!」と宣伝していることと同じなのです。少なくとも放置していれば、共犯となるわけです。ですから今回の問題が生じてから私は、粘り強くYAHOOさんに広告の撤去を求めているわけです。
逆の言い方をすれば、知らなかったと突っぱねれば、罪は発生しないことになります。仲介業者は当然ながら知らなかったと答えるので、その場合に罰せられるのはアフィリエイターのみとなります。その違法な広告が生きている間は、広告主は直接手を汚さずに荒稼ぎをして、問題が広く世間に発覚すれば、トカゲの尻尾(アフィリエイター)切りをすればよいわけです。
まさにこの法の挟間を活用する悪質な販売業者が存在すると、消費者の方には考えて頂きたいのです。悪質な販売業者にとって、アフィリエイト広告プログラムのイチバンのメリットは、まさにこのような法を逆手にとった時に、真価を発揮するかもしれません。それは逆に消費者、とくに身体的弱者の方にとっては、驚異的なデミリットとなります。
次回の記事では、アフィリエイター募集の広告における、問題点について書きたいと思います。
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