乳幼児のお尻の黒ずみの原因がグリチルリチン酸2K配合お尻拭き?
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前回の記事では、お尻拭きに含まれる防腐剤に関して書きました。今回は別の成分「グリチルリチン酸2K(ジカリウム)配合の、お尻拭きについて書きたいと思います。
以前より私は、赤ちゃんのお尻が黒ずむことでお悩みのお母様が少なくないことを、さまざまな場面で聞いておりました。そして過日偶然にも、グリチルリチン酸2Kが配合されているお尻拭きが販売されていることを知りました。なぜベビー用品に、このような成分が・・・。もしやこれが、赤ちゃんのお尻の黒ずみの一因では・・・。
同成分は化粧水などに、肌荒れ防止用として配合されます。配合されている他の成分、とくにアレルギーを誘発しやすい自然由来成分によって肌荒れが生じようとした場合は、それを押さえ込む働きがあります。化粧品では配合比率はまだ低いものの、医薬部外品となれば濃度は高まります。
私たちはここ数年の間に、「お茶石鹸」と「ロドデノール配合美白化粧品」による、いたたましい健康被害事件を経験しました。どちらも「美白」が強調されていて、両製品ともにグリチルリチン酸2Kが高配合されていました。
女性にはその即効性のある美白効果は、人気であったようです。しかしその即効性のある美白効果とは、グリチルリチン酸2Kの血行阻害による美白効果であり、しばらくすると元に戻ります。それどころか同成分が高配合された医薬部外品を長期連用すると、肌の新陳代謝は低下して、お肌は黒ずむなどして汚くなります。
詳しくは弊社公式サイト「グリチルリチン酸2Kでお肌デコボコ」と題した記事をご覧下さい。
さて、お尻拭きにお話を戻しますが、肌荒れが起こるほどリスクの高い成分が入っていなければ、グリチルリチン酸2Kなどを配合する必要はないのでは? - これが私の素朴な疑問なのです。
もしこの記事をご覧になられているママの赤ちゃんのお尻が黒ずんでいる場合は、お尻拭きに同成分が含まれているかどうかを、チェックされてみてはいかがでしょうか。象さんの肌のようにまでなっているのでしたら、明らかに新陳代謝が落ちている証拠です。もしかえてみて好転するようであれば、やはり下手人はグリチルリチン酸ジカリウムであった可能性が、高いということになります。
●公式サイト内「グリチルリチン酸2K 平成のまとめ」記事全文
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