クレンジングとは? シリコンオイル等合成ポリマーを溶解洗浄 純石鹸洗顔でメイクが落ちない理由
(シリーズ最初の記事はコチラです)
前回の記事では、洗顔フォームや洗顔料を使用しての2回目の洗顔の目的は、「1回目の洗顔の残りカス」と肌の汚れや古い角質等を落とすことであることと書きました。もっとも重要なのは、「1回目の洗顔の残りカス」ですが、ネット上ではあまり議論されません。今回はこの点を、掘り下げたいと思います。
朝の忙しい時間にせっかく時間をかけてメイクをしても、帰宅後にメイクは不要となり、メイクは「汚れ」になってしまいます。とくに化粧下地は基本的には汗で溶け出さないように、撥水性のあるシリコンオイルやシリコン樹脂、いわゆる合成ポリマーで、堅固に構成されています。これを崩して洗い落とす行為が、狭義での「クレンジング」です。
お顔全体をビニールシートで覆っているような状態ですから、このシリコンポリマーは純石鹸や洗顔フォーム等の合成洗剤で除去することは、とても困難です。たとえるなら、プラスチック製のカップにフェルトペン(マジック)で落書きをした場合、台所用洗剤では落書きが落ちない理屈と同じです。ベンジンやシンナーなどの溶剤で、溶かして落とす必要があります。
(ただし磨き粉で削り落すことは可能! このことについては別記事でご説明致します。)
その溶剤の代表格が石油由来の「ミネラルオイル」であったり、植物油脂等を化学合成した「エチルヘキサン酸セチル」等の合成油脂です。これらの油分をメイクになじませた後にお湯や水を加えると、クレンジングオイルに含まれている合成界面活性剤によって油分が乳化され、その後水やお湯だけで洗い流せることとなるわけです。
しかし実際のところ、油分がお肌に残るのが通例です。それを完全に洗い流すために用いられるのが、「洗顔フォーム」などと称される合成洗剤です。「W洗顔不要」と称されているクレンジングオイルでも、被膜感が残るものは注意が必要でしょう。
ですから1回目の洗顔の残りカス」とは、合成ポリマーや着色料等のメイクの残骸が溶け込んだ、溶剤(油分)の残りです。
●いくら精製度が高くても鉱物油由来のミネラルオイルを使用したクレンジングオイルは危険!
●歴史が浅い化学物質であるエチルヘキサン酸セチルを使用したクレンジングオイルはもっと危険!!
といった感じで、鉱物油由来の原料や化学物質をお好みでない「自然派」「ナチュラル志向」の方の中には、植物油脂をクレンジングオイルとして使用した経験者も少なくないようです。はたしてその洗浄効果は?
明日は純石鹸に関する最新記事を書かせて頂き、来週にW洗顔シリーズを再開致します。次のW洗顔シリーズ③の記事では、植物油脂によるクレンジングの実態について書かせて頂こうと思います。
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初回の記事の冒頭で「弊社はダブる洗顔を推奨しているわけではない。」と申し上げましたが、ダブル洗顔に耐えられない(ダブル洗顔に不向きな)敏感肌の方やお肌が丈夫でない方が、少なからずいらっしゃるからです。たとえばお肌が極度に乾燥して、毛穴が開いたり粉吹き肌になったりと・・・。
そのような場合は、化粧水塗布後に下地クリーム不使用の、ファンデーション直塗りをお試し下さい。お肌に優しい、純石鹸のみでのメイク落としが可能となります!
アルガ・アイの手作り化粧水材料「アクア・ダルモール77のミネラル」のお奨めレシピで出来上がった化粧水は、化粧下地クリーム不使用でもファンデーションがよれずにキレイにお肌になじむと好評です。化粧下地クリーム不使用であればダブル洗顔が不要となり、本来のお肌の潤いを取り戻すことが充分可能です。
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