冷凍母乳の通信販売 危険性と安全性
さきほどインターネット上のニュースで、不潔な母乳の販売についての報道がありました。母乳が出ないで困っているお母さんが少なくないため、母乳の通販はそれ相応に利用されているようです。
母乳は食品であるか体液として扱うべきか等の議論もあり、行政がすぐに禁止するといったこともない様子です。しかし母乳販売の良し悪しは別として、相当な注意が必要だと思います。
1.売買に伴う免責事項は?
母乳の販売業者がママである消費者に直接販売するのではなく、仲介という形で手数料を得る取引形態が多いようです。その場合の免責事項には、「トラブルが生じた場合は、仲介業者は一切の責任を負わない。」としている場合が多いのではないでしょうか。
要は粉ミルクでつくられていたりアレルギー物質や細菌だらけの母乳であっても、仲介業者は責任を負わないということです。最終責任者は母乳の供給者となりますが、事故が起こった後に特定できない可能性もあります。そのため危険性に歯止めはかからないでしょう。
2.解凍時に電子レンジを使った場合
たとえ清潔に扱われた良質な母乳であっても、多少の細菌は母乳内に入り込むはずです。適切に解凍されて短時間のうちに消費されれば問題はないかもしれませんが、電子レンジで解凍された場合はかなりの注意が必要です。
雑菌は電子レンジで電磁波を適度に照射された後は、細胞分裂が活発化するおそれがあります。相当なぐらいの短時間のうちに消費しなければ、いっきに腐敗は進むでしょう。腐敗とは、たとえば含まれる少量の黴菌が、グラム当たり100万個以上に増えることです。
ご参考になれば幸甚です。
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