赤穂の入浜式や能登の揚浜式の天日塩/粗塩/自然塩とは?
前回の記事では、バスソルトの主だったタイプについて書きました。その中から今回は、天日塩/粗塩/自然塩について、書きたいと思います
天日塩や粗塩といったタイプの塩は、原始的な方法でつくられます。海水を直接煮詰めてつくる方法もあれば、能登で有名な「揚浜式製塩法」や赤穂で有名な「入浜式製塩法」などの、塩田を利用した方法もあります。塩田を使用する場合は、塩田で得た塩を海水で溶かしてさらに濃い海水(かん水)にして、それを煮詰めることとなります。
海水を煮詰めていくと、最初に硫酸カルシウム(石膏)が析出してきます。それが終わるころから塩化ナトリウムが析出し、残りはニガリ(苦汁)となるわけです。取り出した塩にニガリをほどよく残すことによって、食用としての塩は角が取れたまろやかな辛さとなります。バスソルトとしてイチバン重要なのは、じつはほどよく残っているニガリ成分なのです。
天日塩や粗塩や自然塩と呼ばれる塩の塩化ナトリウムの純度は、おおよそ90%から95%程度です。バスソルトとして、たとえば潤い美肌効果を得るためには、たとえば100グラムから200グラム程度は必要でしょう。お肌が敏感で塩分に弱い場合は、入浴後にかけ湯が必要となり、潤い成分も流れおちてしまうため、塩の投入量はそれなりに増量しなければならないでしょう。
次回の記事では、岩塩について書きたいと思います。
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