血液やリンパ液の塩分濃度は古代海水と同じ バスソルト編
前回の記事では、岩塩について書きました。もし40億年前に出来上がった岩塩であれば、それは「最高の岩塩」かもと書きましたが、理由は以下の通りです。
地球が誕生して、46年たつといわれています。諸説がありますが、約40億年前に海ができあがり、海中に生命が誕生しました。その頃の海水の塩分濃度は現在の海水より1/3程度低く、またミネラルバランスも違っていたと言われます。そして35億年前には、海水は現在と変わらない塩分濃度やミネラルバランスとなり、今まで安定してきたといわれています。
動物が進化して陸上に進出する際には、海を体内に閉じ込めて、生命維持や健康を保ってきたとされています。それが血液やリンパ液などの体液であるわけです。陸上への進出のタイミングが40億年から35億年前であるために、血液と現在の海水のミネラルバランスが違ってきているというわけです。
弊社アドバイザー医師の北廣美医師(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会理事長/代替医療分野では超有名な先生)によれば、この仮説はほぼ正しいのではとのことです。北廣美先生はアトピー性皮膚炎などの皮膚病に、代替医療として海水由来の成分を利用したスキンケア製品などを使用することもあります。
なお血液と現在の海水のミネラルバランスで、大きく違っているのはマグネシウム含有量でしょう。マグネシウムは、海水中の含有量に対して血液の含有量は1/10であり、まったく違うのです。海水を大量に飲むと身体に毒と言われますが、このマグネシウムによるものが大きいと考えられます。血液中のマグネシウム濃度が高まってしまうと「高マグネシウム血症」となり、最悪は死に至ります。
しかし入浴剤や入浴料として海水を使用するぶんには、まったく問題はありません。さきほどの北廣美先生によれば、マグネシウム等のミネラルは選択的に経皮摂取されるため、いきなりマグネシウムの血中濃度が危機的にまで上昇することはないとのことです。
次回の記事では羊水と海水の関係について、書いていきたいと思います。
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