1.2-ヘキサンジオールの毒性 皮膚・粘膜や内臓への危険性
前回の記事では、化学合成防腐剤である1,2-ヘキサンジオール配合の化粧品や化粧水を、自然派化粧水/化粧品と称しても法的には問題のないことについて書きました。天然素材100%であっても、それは安全といえるわけではありません。本質を知ることのほうが大事でしょう。
さて、この1.2-ヘキサンジオール(別名:ヘキシレングリコール)ですが、日本の各メーカーのMSDS(安全データシート)の記述のように、皮膚や目、そして呼吸器系に対する強い刺激が知られています。もちろんこれは原液の場合であり、希釈すれば危険性の縮小されるでしょう。しかし皮膚や粘膜に弱い方には、注意すべき物質であるということには、かわりはないでしょう。
日本では1,2-ヘキサンジオールの毒性については、これでもやや寛容に扱われているようです。しかし米国では、1,2-ヘキサンジオールの毒性については、かなりシビアにみられています。次回の記事では、このあたりについて、書きたいと思います。
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