グリチルリチン酸ジカリウム配合薬用美白化粧水 偽美白効果の危険性
行き過ぎた美白効果を強調する、グリチルリチン酸ジカリウム配合の薬用化粧品(医薬部外品)の副作用/危険性について書いた弊社公式ホームページの記事「グリチルリチン酸ジカリウムの副作用 美白効果を求め過ぎ凸凹肌になる危険性と題した記事こは、毎日多くのアクセスを頂戴しております。
消費者である皆さんを保護する目的で、美白効果に関して法的に許されている範囲は、化粧品の場合は明るい色調のファンデーション等で、お肌を白く見せる程度のことです。医薬部外品の場合は、メラニンの生成を抑える程度で、既に黒くなっているお肌を白く改善するといった宣伝は、許されていません。
このような状況ですから、即効でお肌を白く改善する化粧水や薬用化粧水(医薬部外品)など、存在しません。もしお使いの薬用化粧水で塗るとすぐに白くなるのでしたら、その薬用化粧水には、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)が配合されていないでしょうか?
過去昨年12月に、地元の百貨店ヤマトヤシキ加古川店の健康フェアーにて、タラソテラピー製品の実演販売をさせて頂きました。その際に多くのお客様とお話をさせて頂きましたが、ように、昨年末に地元のデパートのヤマトヤシキ加古川店様にて店頭販売をさせて頂きましたが、グリチルリチン酸ジカリウム配合の美白化粧水(医薬部外品)のカラクリをご存知の(経験された)お客様がおられました。
そのお客様もやはりその美白化粧水の使い始めは、その美白効果に驚き満足されたようです。塗布直後には白くなって、思った以上の美白効果があったわけです。しかしその美白効果は一時的なもので、塗らなければ元の色以下となります。
元の色以下とは・・・。
その方のお言葉をそのまま書きますが、その美白化粧水を使い始める前よりも、お肌が汚く化粧のりも悪くなったとのことです。その後、同成分は血行を阻害して白く見せる効果があり、強制的に皮膚組織の新陳代謝を低下させる、すなわち老けさせる効果があることを、身をもって理解されたそうです。
ちなみに、たとえ薬用化粧水であっても、「美白化粧水」といった宣伝文句は、消費者保護等の観点より、薬事法で禁じられています。じっさいこういった文言で、多くの消費者の方々が、少なからずの不利益を被っています。
医薬部外品というものは、本来確固たる目的をもって、使用されるべきものでしょう。たとえばアトピー性皮膚炎の痒みを抑えるために血行を低下させるといった目的です。ステロイドほど強力な効果がないものの、グリチルリチン酸ジカリウムには穏やかなステロイド様作用があります。この場合は、お肌を美しく保つことよりも、血行を阻害させて痒みを抑えることが優先するです。
確固たる目的もなく医薬部外品を常用することは、あまりお薦めできることではないと、アルガ・アイは考えます。安易に「美白効果」を求めてグリチルリチン酸ジカリウム配合の医薬部外品を常用すると、副作用で凸凹肌になるだけでなく、お茶石鹸による小麦アナフィラキシーショック事件やロドデノールまだら事件のような、重大なスキンケア事故に遭遇しかねないでしょう・・・。
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