パラベンフリー化粧品 カワラヨモギエキスでアレルギー?
前回の記事では、パラベンのかわりにGSE(グレープフルーツ種子エキス)を防腐剤として使用した、パラベンフリー化粧品について書きました。今回はカワラヨモギエキスを天然系防腐剤として使用した、パラベンフリー化粧水やパラベンフリー化粧品について、書きたいと思います。
カワラヨモギとは、川原などで自生する、キク科の植物(雑草)です。この植物からの抽出物には抗菌性があることが、昔から知られていました。このカワラヨモギエキスを天然系防腐剤として利用したパラベンフリー化粧品が、インターンネット上や実店舗等で販売されているようです。
そのパラベンフリー化粧品の宣伝文句は、「天然由来保存料でパラベンフリー。だから安心。」といった感じです。たしかに危険情報はあまり見かけませんが、安全性に関する研究の蓄積はほとんど見当たりません。ですから「安心」という広告は、明らかに行き過ぎた宣伝でしょう。
安全であるという唯一の根拠は、天然由来であるというだけの、妄想じみた理由です。天然というだけでは、安全性は担保されません。
キク科植物のアレルギーは、比較的強いとされています。たとえばカワラヨモギエキス配合のパラベンフリー化粧水を使用して、最初は大丈夫であっても、1ヶ月後、2ヶ月後も同様に、大丈夫であることを確認すべきでしょう。
なぜなら代表的な天然系保存料のローズマリーエキスを配合した化粧水でアレルギー性皮膚炎を発症する場合は、使い始めは問題がなくとも、化粧水を1瓶か2瓶を使え終える頃から、症状が出始めるようです。もちろん大丈夫な場合もあるでしょうが、お肌の調子がおかしいと感じたら、すぐにご使用を中止すべきでしょう。
次回の記事でも、他の天然保存料を使用したパラベンフリー化粧品について、書きたいと思います。
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