いちご鼻や毛穴の黒ずみ ケミカルピーリングの危険性
前回の記事では、いちご鼻や毛穴の開きでお悩みの方で、グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム/カンゾウエキス)配合化粧水等スキンエア製品をお使いの方は、まずはグリチルリチン酸2K配合コスメのご使用を中止すべきであると書きました。安易なピーリングをすることは、苺鼻や毛穴の汚れを悪化させる結果につながりますので、慎重になられるべきでしょう。
今回は、前々回の記事(黒ずんだ毛穴やイチゴ鼻にピーリングの危険性)の補足として、ケミカルピーリングについて、書きたいと思います。
一般的にピーリングとは、角のとがった粉末(スクラブ剤等)で、皮膚をなめらかにすることです。薬事法では許されている範囲であり、ピーリングを行うコスメの販売やエステサロンさんの施術にも、取と入れられています。
しかし「ケミカルピーリング」となると、その扱いはまったく違ってきます。グリコール酸やサリチル酸等の強い薬剤で、角質層を化学的に溶かして除去することとなります。魚の目やタコを除去する医薬品は今やドラッグストアさんの定番商品ですが、まさにそのような医薬品に含まれる成分です。
しかし実際には、このような成分を主剤とするケミカルピーリング剤が、化粧品の扱いでネット上などで販売されています。端的に申し上げると、これは違法であり、消費者にとても危険な行為です。
また一部のアングラなエステサロンさんで、ケミカルピーリングの施術が実施されています。もちろん違法であり、消費者にとても危険です。実際に数多くの苦情が消費者センターに持ち込まれていて、苦情の件数も被害の重篤さも、通常のピーリングの苦情の比ではないようです。
ケミカルピーリングを用いた施術(治療)は、プロである医師のみが可能です。どうしてもいちご鼻や汚れた毛穴をケミカルピーリングで改善したい場合は、アングラで何の保証もできないエステサロンさんではなく、医療機関で受けましょう。ただし医療機関でも、改善されずに悪化する場合が、決して少なくないようですが・・・。
弊社の持論はやはり、潤すことがもっとも安全で確実な方法です。日頃より保湿を気を付けていてもいちご鼻である場合は、その保湿剤/スキンケア製品はただ単に、肌上がべたつくだけだからです。角質層内がしっかり潤えば毛穴が閉じ、汚れがたまるリスクが当然ながら低下します。
そのようなスキンケア製品が見当たらない・・・。
Tゾーンを含むお肌の保湿には、海藻パックをおすすめします。ただし緑色ではないタイプをお使い下さい。昆布(ラミナリア・ディギタータ)を用いた緑色パックでお肌を引き締めることは可能ですが、保湿効果はほぼゼロです。豊潤海藻を使用した海藻パックがおすすめです。
次回の記事では、スクラブ石鹸によるいちご鼻の改善効果と危険性について、書きたいと思います。
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