開いた毛穴の黒ずみやテカリ・いちご鼻対策のまとめ
前回の記事では、軟膏(実際にはクリーム状の薬剤も含む)を使用した鼻パックによる、苺鼻対策について書きました。一時的に毛穴の汚れた取れてたとしても、鼻が乾燥して毛穴がますます開くのであれば、いちご鼻はますます悪化していくため、注意が必要でしょう。
これまでいちご鼻の改善方法や対処方法について、書いてまいりました。今回はいよいよ、最終回です。イチバン大事なことは保湿であること書いてまいりましたが、それを含めてどのようにしてイチゴ鼻に対処すべきかのまとめを、書きたいと思います。
①化粧下地クリームやプライマーを使用した毛穴カバー
毛穴カバー専用の、毛穴の汚れを上手に隠せる製品も販売されていて、たとえば披露宴前やデート前のメイクとしては即効性があるでしょう。また恒常的に毛穴カバーをするのも、可能であるかもしれません。しかし毛穴カバーする場合はテカリ/脂浮きが悪化していくケースが少なくなく、あぶらとり紙が手放せない体質になっていくでしょう。また加齢とともに厚塗りメイクの洗浄は大きな負担となってきます。
②合成洗剤に耐性がない場合は脱W洗顔+純石鹸洗顔
クレンジングオイル等のメイク落しや洗顔フォーム等の洗顔料は、合成洗剤です。合成洗剤は洗浄力が強く、体質余より角質層内まで浸透し、セラミドをも洗い流してしまう危険性があります。
合成洗剤洗顔でカブレが生じてしまう場合はもちろんのこと、お顔が著しく乾燥する場合は、合成洗剤を使うべきではないでしょう。その場合は純石鹸洗顔に切り替えるだけで、毛穴の開きやテカリが改善される可能性が高いといえます。
なお、合成洗剤洗顔が大丈夫な方でも、加齢によりお肌の丈夫さが低下する場合があるようです。40代になって急に合成洗剤洗顔で瞼にカブレが生じるようになった場合は、やはり純石鹸洗顔に切り替えるべきでしょう。
なお、純石鹸洗顔に切り替える場合は、純石鹸洗顔で洗い流せる化粧下地やメイク、もしくはファンデーション直塗りが必須となります。通常の化粧下地は純石鹸では落ちませんので、ご注意下さい。
③やってはならないこと - 必要な角質層の除去
毛穴パックやピーリングパックは、必要な角質層まではぎ取る危険性が大きいでしょう。一時的に汚れが取れたとしても、ほぼ例外なくいちご鼻にともなうテカリや毛穴の開きは、悪化していくでしょう。またスクラブ剤そのものや、スクラブ剤入りメイク落しやスクラブ入り洗顔料、スクラブ石鹸、そしてケミカルピーリング剤の使用も、避けるべきでしょう。環境破壊を招くマイクロプラスチックビーズ入りのクレンジングオイルや洗顔フォームのご使用は、論外です。
④やってはならないこと - 不要な合成洗剤洗顔
メイクをしない中高生の場合は、合成洗剤洗顔は不要です。純石鹸洗顔に切り替えましょう。合成界面活性剤に夜這い場合はお肌が乾燥して、テカリや毛穴の開きを伴ういちご鼻に陥るだけでなく、ニキビ多発の原因にもなりかねないでしょう。メイクをしない男性の場合も、同様といえるでしょう。
⑤できれば控えたいスキンケア製品や化粧品等成分
グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)を配合したスキンケア製品、とくに医薬部外品(薬用化粧品)は、肌代謝を低下させます。植物エキス等ボタニカル成分が豊富に配合されている化粧品ほどグリチルリチン酸2Kの配合量が高くなるため、同成分が配合されているオーガニックと称される自然派化粧品にも、注意が必要でしょう。
その他の避けたい成分として、エタノール(アルコール)が挙げられます。エタノールは角質層内の細胞と結びつき、水分を角質層内から追い出す働きがあります。エタノールを含んだ収斂化粧水等は、とくに注意が必要でしょう。
保湿クリームによる保湿で苺鼻を改善といった対策もあるようですが、改善例は聞いたこともなく、逆に保湿クリームに含まれる刺激物で、逆効果にもなりかねないのが実情のようです。
⑥使用には要注意 - 汚れの物理的除去
洗顔ブラシや電動洗顔ブラシは、使い方により角質層を傷めます。ブラッシング後にひりつくような状態は、論外でしょう。ご使用は、ほどほどが望ましいでしょう。毛穴吸引器も、お肌を傷めない範囲でのご使用が望ましいでしょう。しかし汚れが取れたといっても、根本的問題である潤い不足が、解消されるわけではありません。
⑦使用には要注意 - 植物油脂を使用した汚れ落とし
ココナツオイルやオリーブオイルを使用した汚れ落としは、塗り過ぎに注意しましょう。使用量が多い場合は、逆に皮脂が出なくなってしまうことにもなりかねません。ホホバオイルはアレルギーが発生しやすいため、大きな注意が必要です。なお通常の化粧下地が絡んだ毛穴の汚れは植物油脂では落ちません。無理やりゴシゴシ落とそうとすると、角質層がダメージを受け、いちご鼻は悪化するでしょう。
⑧使用には要注意 - 軟膏や薬剤を使用したパック
ワセリンは安全性が高いものの、洗い流すのが大変です。合成洗剤でお肌を傷めないように、注意すべきでしょう。クリーム状の薬剤を使用するのは、毛穴の汚れが取れたとしても毛穴が開いたり、また目的外でもあるため、やめておいたほうがよろしいでしょう。
⑨使用には要注意 - 低分子ヒアルロン酸配合化粧水等
低分子ヒアルロン酸は保湿力が高く、適切に使用された場合は、いちご鼻を改善できる可能性があります。しかし塗布し過ぎた場合は角質層が潤い過ぎ、顔カビ発生の危険性があります。
⑩使用には要注意 - あぶらとり紙
あぶら取り紙を恒常的に使用しすぎると、お肌が皮脂が足らないと感知し、ますます皮脂の過剰分泌を招くことがあります。ポイント的なご使用に、とどめましょう。
⑪フェイスパックの選択について
石膏パックにしてもピールオフパックにしても、それ自体に保湿効果がなければ、いちご鼻対策にはならないでしょう。施術後に肌上がべたつくだけで、毛穴が閉じないパックは、効果はゼロです。パック後に毛穴が閉じる即効性があるパックのみ、いちご鼻に効果的といえるでしょう。なおピーリングパックや毛穴パックは角質層を傷めるため、論外と致します。
以上のようにいちご鼻の対策は、物理的に角質層を傷めず、余計な成分をお肌に与えず、お肌の潤いを奪わずに保湿することといえるでしょう。一時しのぎの毛穴カバー等の厚塗りメイクによる対策も可能でしょうが、やがていつかは身体的に、限界がくるでしょう。
なおいちご鼻を改善する目的で、エステサロンさんを利用される方は少なくないようです。本当にすぐれた保湿効果のあるスキンケア製品を使用した施術では、30分で効果がはっきりとわかります。効果が出ないとお感じの場合はホームエステに切り替えて、保湿効果の高い製品を使うのもひとつの手でしょう。
他に良いスキンケア製品が見つからない場合は、ぜひ弊社のタラソテラピー海藻パック「マスク・ダルモール」をお試し下さいませ。「ロゼ」の方がより美肌効果に優れているものに、ベーシックタイプの「ブリアン」でも充分可能です。
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