炭酸パックのまとめ 安全なおすすめは手作り? 市販製品?
炭酸パック(炭酸水パック/炭酸ガスパック)に関しての最初の記事では、基本的な効果である血行促進効果と、美肌成分が炭酸ガスであるため、基本的には極めて安全性が高いことについて、書きました。
第2回目の記事では、炭酸パックによる血行促進のメカニズムについて、書きました。
第3回目の記事では、いちご鼻の毛穴の黒ずみや汚れを、炭酸パックで除去できることに疑問と書きました。
第4回目の記事では、炭酸パックの使用中やエステサロンの施術中に、それなりの痛みや痒みを感じたら、すぐに使用を中止すべきこと、好転反応などと過信すべきでないことを書きました。
第5回目の記事では、炭酸パックはできるだけ単純な配合のものを選ぶべきであることと、美肌成分が多彩であればあるほどアレルギーのリスクをダイレクトに受ける危険性について書きました。
第6回目の記事では、血行の促進を抑制する炭酸パックは、炭酸パックとしての価値がゼロの可能性について、書きました。血行を促進するパックに血行を低下させる成分を配合するなど、わけがわからない配合といえるでしょう・・・。
第7回目の記事では、オーガニックと称する炭酸パックは、安全性が高いというわけではなく、むしろボタニカル成分が多彩であるほど、アレルギー症状の重篤化の危険性について書きました。
第8回目(前回)の記事では、アレルギーテストの被験者は肌が丈夫な方と考えられるから、アレルギーテスト済みの炭酸パックは、肌に弱い方にはあまり意味がないことと書きました。
今回はまとめとしての、最終記事です。
炭酸パックの美肌成分は二酸化炭素という、きわめて安全性が高く、かつ非常に論理的ですぐれたスキンケア製品でしょう。美肌成分は、二酸化炭素だけでよろしいのです。他の美肌成分は、一切不要です。アレルゲンを含む美肌成分が配合されていると、肌トラブルはストレートに出るでしょう。なぜなら、血行が促進されているからです。
アレルギーを抑え込むグリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)という成分は、一般の化粧水などに配合されますが、これがアレルギーを抑え込むほど炭酸パックに配合されると、もはや炭酸パックとしては六ムでしょう。なぜならグリチルリチン酸2Kは、血行を抑えることでアレルギーを抑え込むからです。
ぜひ読者様に合った、低刺激でシンプルな炭酸パックが見つかることを、お祈りします。
なお、炭酸パックの手作りは、なかなか難しいところがあるようです。一般的には炭酸水素ナトリウム(重曹)が使用されるようですが、すぐに炭酸ガスを放出してしまう点や、アルカリ性のため肌を傷めてしまう可能性もあるようです。このPHによるトラブルは、ぜひとも気をつけたいところです。
安全性が高くて二酸化炭素の滞留性が高いものとしてお薦めなのは、温泉水です。温泉によっては、二酸化炭素が通常とは違う形で含有されており、パチパチなどと音がしなくとも、しっかりと炭酸ガスがお肌に浸透することとなります。
また弊社が過去の記事でご紹介したように、ある種の海藻は二酸化炭素を放出することが知られており、常時お肌に働きかけることとなります。音や刺激は本来美肌とは、関係ないことなのです。
この記事が、皆様の美肌作りのご参考になれば幸甚です。
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