粉吹き肌(肌粉吹き) エタノール入り化粧水の危険性
前回の記事では、お肌が粉を吹いて敏感肌になっている場合は、ヒアルロン酸配合の化粧水やスキンケア製品は、避けた方が無難であると書きました。今回も、他の避けるべき化粧品成分について、書きたいと思います。
前々回の記事でも書きましたが、お肌が粉を吹いてしまっている場合は、もはや超敏感肌です。潤せば粉吹き肌はおさまるのですが、逆に化粧品成分が、悪影響を与えることがあるから、注意が必要です。
その代表格として2番目に注意すべきは、やはりエタノール(アルコール)でしょう。合成したアルコールであれ、天然由来であれ、アルコールはアルコールで、他の何物でもありません。少なくともお肌を乾燥し、酷い場合は炎症を起こします。基本的にはエタノールは、人体に有害物質です。
お肌が乾燥するメカニズムですが、エタノールを含んだ化粧水をお肌に塗布すると、エタノールが肌細胞から水分を追い出し、肌細胞と結びつきます。その後エタノールは、無責任にも蒸発してしまうのです。当然ながらお肌は、干からびてしまいます。
エタノール配合の化粧水を使っていて、そんなことはないけど?
ほとんどの化粧水は、塗布後ベタベタしていて、お肌が潤ったように錯覚します。しかしそれは肌上が潤っただけで、ベタツキの下に隠れている角質層が、干からびている可能性が高いのです。弊社アドバイザー医師の北廣美先生先生(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会 理事長/代替医療分野で超有名なドクター)によれば、女性の多くはスキンケア製品のベタツキと、本当の潤い、すなわち角質層内の潤いとを、区別できない傾向にあるそうです。
確かめる方法ですが、本当に潤えば、粉吹き肌は解消するでしょう。また毛穴が開いていた場合は、毛穴は閉じるでしょう。そのように改善しないのであれば、やはり肌上が単にべたついているだけと、断定できます。そのあたりはイチバン、注意するべきことでしょう。
なお、エタノールは様々なボタニカルエキス(植物エキス)の抽出に使用されることから、エタノール自体もエキスに残っていると考えられるでしょう。いわゆる、「キャリーオーバー」です。その場合は全成分として表示されていない場合もありますので、避けることが難しいかもしれません。そのため、単純な配合の、スキンケア製品が、求められるわけです。
次回の記事でも、粉吹き肌にはお薦めできない化粧品成分について、書きたいと思います。
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