肌粉吹き対策 ケミカルピーリングは逆効果で改善できない?
前回の記事では、手指や手の甲の肌粉吹き対策(粉吹き肌対策)について、書きました。今回の記事では、間違った肌粉吹き対策について、書きたいと思います。
間違った肌粉吹き対策として流行っているのが、ケミカルピーリングです。フルーツ酸などをベースとする薬剤で、化粧品としては「ピーリングジェル」といったカテゴリの商材で販売されていています。
基本的には酸にはたんぱく質そのものを溶かすまでの作用はありませんが、角質の結びつきを弱めて、落としやすくする効果があります。施術の対象となる部位にピーリングジェルを塗布してさすれば、角質がポロポロと落ちます。
肌粉吹きは、表皮がウロコ状になっているから、そのウロコを落として滑らかにすればというわけで、一見もっともらしい理屈で、肌粉吹き対策としてケミカルピーリングが広まったようです。しかしこれは、まったくの逆効果でしょう。
ケミカルピーリングの最大の問題点は、必要な角質も剥がし落とすという点です。そうなればますます肌バリアは壊され、肌粉吹きは悪化していくのは必至です。すくなくとも、ケミカルピーリングで肌粉吹きが改善されたお話しなど、聞いたことはありません。
次回の記事でも、他の間違った肌粉吹き対策について、書きたいと思います。
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