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【2018年9月26日MSNニュース】
しわ取りなどに使われる未承認医薬品「ニューロノックス」を不正に輸入・販売したとして、大阪府警は26日、大阪市淀川区の輸入代行会社「エスエムディグローバル」の社長(47)ら5人を医薬品医療機器法違反と有印私文書偽造・同行使の疑いで書類送検した。社長は約10年前から未承認医薬品の販売をしていたことを認め、「販売実績を伸ばしたかった」と供述しているという。
昨日流れたこのニュースをみて、これほどまでに日本ではボツリヌス毒素が美容整形に利用されているのかと、まず最初に感じました。これほど美に対する欲求が、日本では盛んだというわけです。
「ニューロノックス」自体は直ちに危険な医薬品ということではありません。日本の厚生労働省がまだ承認していないというだけです。医薬品として流通させるのであれば、まず厚生労働省で安全性や効果が吟味されるべきということです。このルールがまもれない状況に陥れば、危険な医薬品が無秩序に国内で流通してしまうことになります。虚偽の書類でもって輸入販売することなど、もってのほかでしょう。
この医薬品はひらたくいえば、ボツリヌス毒素を利用した筋弛緩剤です。ボツリヌス毒素とは、ボツリヌス菌(学名:クロストリジウム・ボツリヌム)が合成する毒素で、最強の毒素とされています。
たとえば、60kgのヒトの場合のフグ毒の致死量は0.03mgです。ボツリヌス毒素の場合はmはるかに少ない0.00006mgとされています。ちなみにあのサリンの致死量は、12mgです。
またボツリヌス菌自体も最強いと言われていて、120℃で4分間加熱しないと死滅しないとも言われています。このことから生物兵器への利用も、しばしば研究されてきました。
この菌の厄介な点は、嫌気性であるということです。酸素がない状況下で増殖するため、まったく油断ならない菌なのです。そのうえ有芽胞菌であるため、既述のように熱にも極めて強いのです。そのため弊社でも、食品原料や食品を輸入する際にも、クロストリジウム属の細菌検査には、神経を尖らせています。
このボツリヌス菌やボツリヌス毒素による日本での事故例は、1984年に発生した「からし蓮根食中毒事件」です。36人もの方が食中毒に陥り、そのうちの11名の方が不幸にもお亡くなりになりました。
この毒素が体内に吸収されると、神経障害を起こします。そのため手足の筋肉を動かしたり発声することができないばかりか、心臓や肺を動かす筋肉の動きにまで影響します。だから恐ろしいのです。
今回の記事では、ボツリヌス菌とボツリヌス毒素の概要について書きました。次回の記事では、さらに進めてまいりたいと思います。

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