マニキュア落しの除光液で乳児が中毒 - 気になるYahoo News
【母親がマニキュア落としに使った除光液から有毒物質、同じ部屋で寝ていた2か月男児が中毒 (10/6(土) 7:11読売新聞配信)】
不慮の事故について、小児科医で緑園こどもクリニック(横浜市)院長の山中龍宏さんに聞きます。(聞き手・萩原隆史)
身の回りの製品による事故の中には、その製品の性質を知っているかどうかが予防のカギになる場合が少なくありません。
ある夜、生後2か月の男児を床に寝かせた母親が、同じ部屋で爪のマニキュアを落としていました。男児は12時間以上寝ていましたが、起きた時には母乳を吸う力が極端に弱くなっており、嘔吐(おうと)も繰り返しました。
様子がおかしいため医師に診てもらったところ、血液検査などからアセトン中毒と診断されました。アセトンは有機溶媒の一種で、マニキュアを落とす除光液に含まれていたものです。(以下省略)
このニュースを見て、私はたいへん驚きました。まさかここまで、使用している化粧品の成分に対して無頓着だとは・・・。
ひと昔前であれば、揮発性の溶剤は有毒であることなど、周知のことでした。そのため溶剤を使用する際は、換気ができているまたは風通しのよい場所で行うことなど、当たり前のことでした。
ところが最近は、そのようなことをお構いなしに、やりたい放題です。電車の中でバッグからリムーバーを取り出したと思うと、何のためらいもなしにマニキュア落としを始める女性もちらほら・・・。
気密状態の車内であれば、隣に座っている人はおろか、対面に座っている乗客にまでも、刺激臭が襲います。私の場合は、異臭にだけでなく、頭痛にも悩まされます。
あまりにも身勝手な人!
と、今まではそう思っていました。しかし実情は違っているようで、使用する方には異臭すら感じず、何ら危険性も感じないようです。要は、故意に周囲に迷惑をかけているわけでなく、知らずに迷惑行為を行っているようです。
化粧品を選ぶ際に、いちいち成分まで見ないとお考えの消費者は、決して少なくないようです。l選ぶポイントは、パッケージ/ボトルのデザインや雰囲気であり、そこから効果を推測されるようです。
しかし成分をある程度把握していないと、周囲に迷惑をかける場合があります。マニキュア落としが最たる例であり、その他フェノキシエタノールといった揮発性の防腐剤を含んだ成分などです。
このフェノキシエタノールも、アセトンほどではないようですが、咳や頭痛を引き起こす成分です。あなたの赤ちゃんを守るためにも、この成分を含んだ化粧水等をお使いになる際は、別室で塗布すべきでしょう。
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