ボトックス等ボツリヌス毒素注射の副作用と安全性/危険性
前回の記事では、美容医療におけるボトックス等ボツリヌス毒素注射によるしわ取り効果などのメカニズムについて書きました。今回は美容外科におけるボツリヌス毒素の、危険性や副作用について書きたいと思います。
まず最初に記述すべきこととして、当たり前のことですが、美容医療(美容外科)とは医療です。副作用を伴わない医療がもちろん望ましいのですが、他に犠牲をはらっても目的を達することができれば、それは医療として成功なのです。たとえばガン治療において、たとえ内蔵が破壊されたとしても、癌細胞が消滅すれば、それは成功となります。
美容医療の施術を受ける前に認識すべきことは、美容医療においてもやはり同様であることを、まずは認識すべきでしょう。端的に申し上げるなら、副作用は当たり前ということです。ボトックス等ボツリヌス毒素注射をされる前に、そのあたりの危険性の覚悟をしておかないと、あとで後悔することになりかねません。
副作用としてまず挙げられるのは、表情の崩壊でしょう。本来動くべき顔面の筋肉が動かないわけですから、たとえば目だけ笑って目より下は無表情、または目は無表情なのに目より下は笑ってるといった、恐ろしい表情となるようです。顔面神経痛よりもアンバランスな表情かもしれません。
次に副作用として挙げられるのは、薬剤にたいするアナフィラキシーショックやアレルギーです。施術した部位の腫れがひかない、頭痛や吐き気といったことなど、さまざまな症状が現れるようです。本来であれば人体に対して猛毒を注射するわけですから、アレルギー反応など当たり前のことでしょう。
そしてイチバン気になるのが、他の部位への副作用です。とりわけ生殖器への悪影響は、大きな問題となるようです。現在のところ、薬剤の効果が続いている間の妊娠や授乳は避けるべきだとされているようですが、施術後の恒常的な副作用については、明らかになっていないようです。
でも副作用が出る事故発生率は低いのでは?
確かにネット上での多くの情報では、副作用の発生率や発生頻度は低いと表現されている場合が多いようです。じつはこれが、大きな問題なのです。次回の記事ではこのあたりについて、書きたいと思います。
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