多汗症治療としてのボトックス等ボツリヌス毒素注射の危険性

［海藻パック マスクダルモールのご紹介ページへ］　

前回の記事では、サイト主またはサイト運営者情報が不明または匿名の、ボトックス注射等ボツリヌス毒素注射に関する美容口コミサイトは、決して信じるべきではないことを書きました。美容サイトに限らず、これは当然のことでしょう。小ぎれいな口コミサイトと思って信じ込む前に、まず運営者を確かめましょう。

ボトックス注射は、しわ取り効果や小顔・エラ取りなどのフェイスライン修正効果のほか、さまざまな効果があると宣伝されています。そのなかでアルガ・アイ的に「？」と疑問に思うことについて、書きたいと思います。今回は多汗症治療に関してです。

美容整形外科さんのサイトで、ボトックス注射の皮脂腺機能抑制効果を取り上げ、オイリー肌/脂性肌に効果があると、よく宣伝されています。過剰な皮脂を抑えることにより、お肌のテカリを抑えて化粧ののりをよくするといった感じでしょうか・・・。

しかし乾燥肌が原因でテカリがＴゾーンに発生しているなら、それは多汗症といえるものではないはずです。なぜならお肌が乾燥しているから、さらなる皮膚の乾燥を防ぐために、皮脂腺から皮脂を分泌し、お肌をべっとりと覆って保護しているわけです。いわば自前の、保湿クリームです。

論理的に考えると、その皮脂を出さないようにボトックス治療をしてしまうと、お肌はもはや無防備となり、著しい劣化を招く危険性があります。極度の乾燥で肌細胞が死滅して剥がれ落ちていったりめくれたりといった、とんでもない事態に陥ります。

過去の記事にも書きましたが、医療とはその目的が達成されれば、ほかに犠牲が発生しても、それは成功なのです。皮脂が多い、またはテカるから何とかしたいと考えて気軽にボトックス注射をするのは、考え物でしょう。美容整形外科のサイトを見る限りでは、美容整形外科のお医者さんはそこまでお考えではないようです。

弊社の経験では、テカリ程度であれば、保湿効果のある化粧水等スキンケア製品で、十分対処できます。この場合の保湿効果とは、肌上をベタベタさせるだけのコスメではなく、角質層内をしっかり潤す高機能製品です。ついでながらですが、高価だから高機能だとは言えません。

そしてもうひとつは、ダブル洗顔等がお肌を乾燥させている可能性です。合成洗剤に弱い方は、かぶれるまでは至らなくとも、お肌が乾燥で劣化してしまう危険性があります。乾燥して劣化すれば、テカります。化粧下地なしのファンデーション直塗りができる化粧水を使用すれば、化粧下地を必要とせず、お肌に優しい純石鹸洗顔が可能となります。

テカリ対策としてボツリヌス毒素注射をご検討の方は、順番としてまずは保湿ケアと脱化粧下地（純石鹸洗顔）を考えてみられてはいかがでしょうか。なぜならボツリヌス毒素注射は、いろいろと問題を起こす危険性があるからです。それでも改善できなければ、その時に改めてボツリヌス毒素注射を再検討しても遅くはないと、アルガ・アイは考えます。

次回の記事では、開いた毛穴に対するボトックス注射等ボツリヌス毒素注射の効果や是非について、書きたいと思います。

［タラソテラピーお試しセット ご紹介ページへ］

◆ アルガアイ流 毛穴ケアのご紹介絵図

◆ アクアダルモール77 ご紹介ページ

◆ マスクダルモール ご紹介ページ

《公式サイト内の化粧品関連記事集》

● パラベン vs フェノキシエタノール

● ローズマリー葉エキスの安全性

● 1,2-ヘキサンジオールの安全性

● グリチルリチン酸2Kでお肌がたるむ！？

● グリチルリチン酸2Kでお肌デコボコ

● エチルヘキサン酸セチルの安全性

● 低分子ヒアルロン酸で顔面水虫に！

● 海藻パックでかぶれる原因とは？

● 石膏パックで低温やけどの危険性

● 濃グリセリンとは？

《他の関連サイト等》

● サブ公式サイト

● 美容ブログ アメーバーブログ

● はてなブログ

● FACEBOOK

●TWITTER