レチノールクリーム含有 化学物質等刺激物による副作用③
前回の記事では、レチノールクリームを塗布してお肌にブツブツなどの異常が生じたら、好転反応などと思わず即刻ご使用を中止すべきであることを書きました。医師の指導のもとでのご使用は別として、好転反応やレチノール反応を素人が見極めることは、極めて困難です。製品の使用上の注意に従い、ぜひ気をつけましょう。
ここまで書くのは、レチノールそのもの以外で肌荒れが生じる可能性が、十分あり得るからです。それはレチノールクリームに含まれる、あらゆる化学物質です。防腐剤をはじめとして、合成界面活性剤やBG(ブチレングリコール)などの溶剤も、、皮膚への強い刺激となったり、肌トラブルを引き起こす危険性があります。
過去の「耐性のある人 vs 耐性のない人」と題した別の記事にも書きましたが、弊社アドバイザー医師の北廣美先生(奈良県三郷町 医療法人やわらぎ会理事長/代替医療分野で超有名な先生)によれば、化学物質に非常に強い方と化学物質に極端に弱い方の二極化が、ここ何年かの間に急激に進んできているそうです。汚染に強い方と弱い方と、言い換えることができるかもしれません。
その一例として、過去の「ハンドクリームを塗ったら浴槽で手が異常にふやける」と題した別記事にも書きましたが、化学物質に弱い方がハンドクリームを塗布すれば、湯船で異常に手がふやけるような症状が出ることがあります。皮膚組織の細胞が化学物質によって、壊死してしまうわけです。そのため細胞膜の破れた個所から、自由に水が出入りすることができ、ふやけてしまうそうです。
これは手の例ですが、お顔の場合は皮膚はもっと薄く、当然ながら影響しやすいでしょう。もし肌トラブルを生じた原因が化学物質であって、それを好転反応と間違った判断をして、ヒリヒリ痛いのを我慢しながら使用し続けば、どういうことになるのでしょうか・・・。
身体が拒否している化学物質を無理やりに何度も何度も繰り返し、お顔に擦り込むことになります。想像するだけでも、とても恐ろしいことです。ですから医師でもない素人の、「これは好転反応だから安心して!」といった言葉は、絶対信じるべきではないのです。病院送りにならないように、気を付けましょう。
レチノールクリームを良好に使用されている場合は、もちろん問題のないことでしょう。しかしお肌に異常が生じたら、必ずご使用を中止しましょう。次回はいよいよ、レチノールクリームに関する最終記事です。
《公式サイト内の化粧品関連記事集》
《他の関連サイト等》
● サブ公式サイト
● はてなブログ
| 固定リンク
「美容・コスメ」カテゴリの記事
- お風呂好きや温泉好き/温泉旅行好きなお父様への父の日のプレゼントに! 上級タラソテラピー入浴料/バスソルト コートダルモールジャポネ(2024.06.10)
- ステロイド剤よりもグリチルリチン酸二ジカリウム(ジカリウム/2K)のほうがステロイド様作用が強いことも! アトピー肌はご注意(2019.12.21)
- ストッキング 伝線防止/予防&節約用化粧水?(2019.12.13)
- フェノキシエタノール配合化粧水でうつ病が悪化? 印刷業との関係(2019.12.03)
- グリチルリチン酸ジカリウム(2K)配合コスメの常用でお肌がくすんで薄くなる副作用 ピーリングで肌荒れや炎症を起こす危険性も!(2019.12.02)
コメント