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2018年12月26日 (水)

USDAオーガニックコスメ 日本は賢いから導入しない? ④

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アメリカ農務省が認定するUSDAオーガニックコスメに関する前回の記事では、化粧水や美容液などの保湿製品やシャンプーやリンスなどのヘアケア製品の多くは、ローズマリーエキス(ローズマリー葉エキス/ROE)と防腐効果を高めるエタノールがコンビで添加されているため、アレルギー発症の危険性や乾燥肌を招く危険性があることをかきました。さて今回は、まとめの最終記事です。 

 

これまで書いてきたように、アメリカ政府が化粧品にもオーガニック認証制度を設けたことは、決して成功とはいえないということです。メーカー側や販売者側は、付加価値を高めることで大きな利益を得ることができます。しかし消費者にとっては、場合によっては誤解により被害を被ってしまうという、残念な結果を招いてしまっているのです。このような状況に陥るのであれば、USDAオーガニックコスメの認証制度は、実施しなかったほうがよかったのではと思います。

 

このようなアメリカの惨状を考えれば、日本においても、オーガニックコスメ制度は実施すべきでなないでしょう。場合によっては、アメリカ以上の混乱が生じる可能性があります。「オーガニック化粧品にこだわる人 vs パッケージ等で決める人」と題した別の記事にも書きましたが、日本にはその土壌があります。

 

まず最初にに、農薬等の化学物質で汚染されていない天然成分であれば安全だと信じ込んでいる方が少なくないことです。これは一部の自然派化粧品メーカーや化粧品販売業者、大きな責任があるでしょう。一旦消費者が「天然崇拝主義者」に陥ってしまうと、抜け出すことは簡単ではないようです。とにかく天然/自然由来にこだわり続けます。

 

天然であるか化学合成であるかで取捨選択することは、ある意味複雑なことは何も考えなくてもできることなのです。複雑な思考を駆使する必要がなく、その安易さが大きく作用しているかもしれません。もちろん、化学合成物質で安全性が超高い化粧品成分もあれば、天然由来成分でも危険性が超高いものもあります。

 

次に、化粧品に記載されている全成分を、チェックされない方が少なくありません。その傾向にある方の表現を借りれば、「成分をいちいち見ない」とのことです。成分をチェック上で購入される方からすれば、信じられなないことでしょう。

 

全成分表示とは、消費者が体質などに合わない成分があるか否かをチェックして購入するようにと、国が定めた制度です。この制度を裏返せば、消費者に自己責任を負わせたということです。それにもかかわらずに、宣伝文句やパッケージのデザインなどの雰囲気のみで購入を決めてしまう方が、決して少なくないのが実情です。

 

以上のように少なからずの日本では、行政が発した国民への思いやりさえないがしろにしてしまうような消費者が、決して少なくないのが実情です。みずから安全確保に関する自らの努力をせず、ただ単に天然由来か化学合成かでふるいにかけたり、パッケージの雰囲気だけで安易に決めてしまうのです。消費者の方々からお叱りを頂戴するかもしれませんが、自らが自らの安全を確保すべきでしょう。お肌が元通りにならない化粧品事故も発生していますので!

 

このような状況下でもし大規模なオーガニックコスメ認証制度ができたら、とたんに健康被害が頻発することが予測されます。その意味で農林水産省がオーガニック認証制度を農産物と農産物加工品にとどめているのは、正しい判断だと思われます。ですから冒頭のような、日本は決して日本はオーガニックコスメ後進国などではなく、むしろ危険性を察知して国民の安全を守っていると、容易に推察されます。

 

司法行政などはまだまだアメリカに比べれば閉鎖的で後進国かもしれませんが、消費者行政においては日本はアメリカよりも先進国といえるでしょう。日本はしばしば「社会主義国家」だとも言われますが、消費者行政に限っては、まさにそのとおりでしょう。言い換えれば、日本の消費者行政が賢いから、オーガニックコスメ制度を導入しないのでしょう。

 

なお、消費者の皆さんが、本物のオーガニックコスメが欲しいとお感じであれば、安全性はともかくとして、全成分表示をみれば事足りるはずです。各美肌成分についてさらにお知りになりたい場合は、インターネット上でも調べることも可能であり、またメーカーや販売者に直接確かめることで、充分可能でしょう。

 

最後に繰り返しになりますが、USDAオーガニック認定の化粧水/ローションや美容液などの保湿商材や、シャンプー/リンスなどのヘアケア商材の多くは、ローズマリー葉エキス+エタノールで防腐対策がとられていて、アレルギー体質の方や、乾燥性敏感肌や乾燥肌の方、そしてアトピー性皮膚炎の方には、大きなリスクがあります。ご注意下さいませ。

 

今回のこれらの記事が、皆様のコスメライフの一助になれば幸甚です。(USDAオーガニックコスメシリーズ終了)

 

公式サイト内の同内容の記事全文

 

 

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