EDTA-4Na, EDTA-3Na, EDTA-2Na等エデト酸塩配合無添加石鹸
弊社公式サイト内の純石鹸に関するシリーズ記事(初回記事~最終記事)には、毎日たくさんのアクセスを頂戴しております。今回は混じりけのある「不純石鹸」、に関して、書いてい参りたいと思います。
ドラッグストアさんやインターネットショップをのぞくと、あふれるほどの「無添加石鹸」に出会います。無添加という言葉は、とても魅力的です。ついつい中身を確かめずに、そのままレジへと持っていきたくなってしまうものです。
しかしそれは危険!
手にとって小さく書かれている成分表示を見てみると、石けん素地以外にもいろいろと配合されています。無添加と書かれている理由も小さく書かれていて、香料や防腐剤は無添加という意味で、それ以外は配合し放題ということです。石鹸の成分としてよく見かけるものに、エデト酸塩(EDTA-4Na, EDTA-3Na, EDTA-2Na)があります。
このエデト酸塩が石鹸などの洗剤にに配合されると、とても洗浄力が上がります。カルシウムやカリウムなどのミネラルが水に含まれていると、石鹸は汚れを洗い流す前に、これらのミネラルと結びつき、洗浄力が落ちてしまうのです。このエデト酸塩はこれらのミネラルに蓋をして、石鹸成分が結びつくことを防ぐ、とても優秀な化学物質なのです。いわゆる、キレート剤です。
しかしこのエデト酸塩は、人体に対して発がん性やアレルギー発症のリスクがあることで、たいへん有名です。またその排水は水生動物を害するなどの、環境を大きく破壊する危険性があります。もちろん敏感肌には、タブーでしょう。
そしてこの石鹸は乾燥肌にも、よろしくありません。石鹸成分は本来、角質層内のミネラルと結びつくことで、それ以上お肌を侵さない仕組みなのですが、エデト酸塩が角質層内のミネラルに蓋をしてしまえば、石鹸成分が凶器化してしまうのです。その結果、角質層内のセラミドを洗い流すことなども、懸念されます。
無添加の不純石鹸は、ぱっとみるだけではその安全性や危険性が判断できません。ぜひ成分を、細かくチェックしましょう。次回の記事では、このエデト酸塩配合無添加石鹸の、もっともリスキーな使われ方について、書きたいと思います。
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