エデト酸塩配合の無添加ベビー石鹸が乾燥肌や敏感肌の原因であるだけでなくアトピー性皮膚炎発症の原因にも?
前回の記事では、エデト酸塩を配合した無添加石鹸(?)について書きました。今回は同成分を配合した石鹸で、もっとも気を付けるべきことについて書きたいと思います。それはこの成分が、ベビー石鹸にもよく使われるということです。
全成分表示をしっかり確かめた上で化粧品やスキンケア製品を買われる方もおられれば、パッケージや雰囲気でご購入を決めてしまう方もおられます。それと同様に、赤ちゃんに使用する石鹸を、成分の確認なしでパッケージやキャッチフレーズのみで決めてしまうママは、決して少なくないようです。
また、赤ちゃんに使用するのだからベビー石鹸でなければならないと、決めつけてしまっているママも多いようです。大人が浴用で使用する純石鹸であっても、適切に使用すれば本来問題がないばかりか、とても赤ちゃんのお肌に優しいのです。
ママが赤ちゃん専用の石鹸にこだわったばかりに、赤ちゃんに災難がふりかかることがあります。これはある例ですが、旦那さんや周囲の方から、シャボン玉浴用石鹸で充分大丈夫だと言われていたママが、どうしても赤ちゃん専用にこだわり、「無添加ベビー石鹸」と称される石鹸を購入しました。
そして赤ちゃんに使用したところ、赤ちゃんに肌トラブルが生じてしまいました。その石鹸にはエデト酸がしっかり配合されていたのです。そのママは、成分はぜんぜんチェックしていませんでした。エデト酸には発がん性や催奇性、そしてアレルギー発症のリスクも確認されています。アトピー発症との因果関係も疑われている、赤ちゃんにとって極めて危険な成分です。
ママご自身に使用するスキンケア製品を、ママが成分のチェックをせずに購入して肌トラブルを起こすのであれば、もちろんそれは残念なことであるものの、ある意味自業自得といえるでしょう。消費者自身が成分チェックをするべきと国が勧告しているにもかかわらず、それをまったく無視するから、肌トラブルのリスクが高まるわけです。
赤ちゃんを抱っこしながら、ドラッグストアさんで買い物をされるママも、よく見かけます。ママに抱っこされている赤ちゃんは、ママがリスキーな石鹸を購入しようとしても、なんら抵抗できません。ですからやはり、成分はしっかりチェックするべきでしょう。その石鹸があなたの赤ちゃんの一生を、変えてしまうかもしれませんので!
次回の記事では、他の成分を配合した不純石鹸について、書きたいと思います。
《公式サイト内の化粧品関連記事集》
《他の関連サイト等》
● サブ公式サイト
● はてなブログ
| 固定リンク
« EDTA-4Na, EDTA-3Na, EDTA-2Na等エデト酸塩配合無添加石鹸 | トップページ | グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸ジカリウム/GKⅡ)のステロイド様作用とは? »
「美容・コスメ」カテゴリの記事
- お風呂好きや温泉好き/温泉旅行好きなお父様への父の日のプレゼントに! 上級タラソテラピー入浴料/バスソルト コートダルモールジャポネ(2024.06.10)
- ステロイド剤よりもグリチルリチン酸二ジカリウム(ジカリウム/2K)のほうがステロイド様作用が強いことも! アトピー肌はご注意(2019.12.21)
- ストッキング 伝線防止/予防&節約用化粧水?(2019.12.13)
- フェノキシエタノール配合化粧水でうつ病が悪化? 印刷業との関係(2019.12.03)
- グリチルリチン酸ジカリウム(2K)配合コスメの常用でお肌がくすんで薄くなる副作用 ピーリングで肌荒れや炎症を起こす危険性も!(2019.12.02)
コメント