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前回の記事では、エチドロン酸はアレルギーの危険性について未評価のままであることについて、書きました。大切でかわいい赤ちゃんには、避けたい成分であると言わざるを得ないでしょう。今回はこの問題が将来において、もっとシリアスになる危険性について、書きたいと思います。
日本の食品産業で使用される洗剤としてポピュラーなのは、やはり次亜塩素酸ナトリウムと苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)でしょう。どちらの洗浄剤も工場の作業者にとっては、たいへん危険な薬剤です。次亜塩素酸ナトリウムは殺菌剤で、希釈する際に原液が目に入り、失明する事故も発生しています。苛性ソーダは強アルカリで油分やタンパク質の汚れを落とす洗剤です。これは扱いを間違えると爆発し、全身火傷を負う事故も発生しています。
しかし両方の洗剤とも、いったん使用されてしまえば、食品中に毒性はまず残ることはありません。食品工場の現場作業者には超危険なのですが、消費者には安全なのです。この洗剤のうちの次亜塩素酸ナトリウムが、現在エチドロン酸に置き換わろうとしています。じつはエチドロン酸はキレート剤であると同時に、殺菌剤でもあるのです。食品業界ではエチドロン酸は「過酢酸製剤」と称されていて、日本ではずっと使用が禁止されていましたが、食品添加物としての使用が2016年10月に許可されました。ただしあくまでも食品に配合するのが禁止で、殺菌剤としての使用に限られます。この過酢酸製剤はじつは、2016年以前よりアメリカやオーストラリア等で、食肉等の殺菌剤として使用されてきました。
日本で禁じられている添加物で汚染された食品は、原則的には日本に輸入することはできません。日本の検疫所の方々は、私たち国民の食の安全の確保のため、そのような危険性のある食品を監視しているわけです。2016年以前より検疫所の方々を悩ませていたのが、この過酢酸製剤に汚染された食品です。アメリカなどから輸入された食肉等を検査したところ、食品の製造途上で過酢酸製剤が使われた形跡があるため、検疫所を所管する厚生労働省はおおいに悩まれたようです。
その結果当面の措置として、過酢酸製剤で汚染された食品の輸入は、例外的に許可されることとなりました。なぜなら、日本の食品衛生法を厳密に適用すると、もはや牛肉等は一切輸入できなくなってしまい、たいへんなこととなります。また過酢酸製剤汚染を盾に、アメリカからの牛肉の輸入をストップすれば、アメリカからの報復措置も懸念されます。そういう理由もあったためか、他の先進国でも使用されている実質的には危険性が低い添加物として位置づけ、特別に輸入を許可することとなったようです。そして2016年10月に、この捻じれ状態を解消すべく、国内でも過酢酸製剤の使用は解禁となりました。
この過酢酸製剤のメリットは、次亜塩素酸ナトリウムと違って、殺菌効果がある程度持続するということです。持続するから検疫所で、検出されたわけです。しかし持続する成分を人体に取り込むという、大きなデメリットが生じます。この過酢酸製剤であるエチドロン酸は、骨軟化症を引き起こす危険性があります。現在日本人女性の多くの方は骨粗鬆症の危険性があるとされていますが、この合併症も懸念されることとなります。少なからずの食品工場で現在、次亜塩素酸ナトリウムからエチドロン酸に切り替わっている途上と推測されるため、この問題が発生するのはまだ先のことでしょう。
そしてもっとも懸念されることは、既述のようにエチドロン酸には、アレルギー発症の危険性が残されているということです。エチドロン酸配合の不純石鹸を使用して、経皮摂取されたエチドロン酸が体内でアレルギー物質と見なされると、エチドロン酸が残留した食品を経口摂取した場合に、アナフィラキシーショックを起こす危険性が高まるわけです。このようにいったんエチドロン酸アレルギーに陥ってしまうと、もはや牛肉等を食することができなくなってしまいます。そのような危険性があるから、赤ちゃんには避けるべきなのです。
以上のようにエチドロン酸配合の不純石鹸が、赤ちゃんの一生を変えてしまうという記述は、決して大げさな表現ではありません。そしてアレルギーは子々孫々と受け継がれることも、めずらしくありません。全成分表示の確認を怠るということには、そういったとんでもないほどの、危険性が潜んでいるわけです。
次回の記事では、他の気になる添加物について、書きたいと思います。
(アメブロの同内容の記事)
(公式サイト内の記事全文)
(はてなブログシンプル版記事)

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