グリチルリチン酸ジカリウム(2K)の経皮摂取/過剰摂取の防止対策 化粧品のシリーズ使い/購入や過度な重ね塗りの危険性
グリチルリチン酸ジカリウム配合コスメに関する前回の記事では、グリチルリチン酸ジカリウムが原因となって生じる血行不全が、汚肌に導くことについて書きました。今回の記事ではどのようなことがきっかけとなって、グリチリルリチン酸ジカリウム中毒になるかについて、書きたいと思います。
弊社が知る限りでは、意図的にグリチリルリチン酸ジカリウム配合コスメをお求めになる方は、決して多くないように見受けられます。知らないうちに同化粧品成分配合コスメを使用し出したといったケースが、殆んどではないかと推察されます。
弊社は手作りコスメの原料及び容器も販売している関係上、自称「敏感肌」のお客様よりよくお問合せを頂戴します。その際のお話の中で、お顔への塗布後に瞬時に美白されたので継続使用した化粧水が、同化粧品成分が配合されていた場合が多いのです。結局はお肌の調子がよくなくなり、それで新たに化粧水を探そうとしていたら、弊社の手作り化粧水の材料である「アクア・ダルモール77ミネラル」にたどり着いたといった具合です。
知らないうちにグリチルリチン酸ジカリウム配合品を使用する消費者の方には、その他にもいくつかの傾向があるようです。主だったものを列記すると、下記のようになります。
1.配合・処方のゴージャス追求型
たくさんの種類の美肌成分が「贅沢」に配合されている化粧水等コスメを、選択する傾向がおありの方です。効果は別として、とてもリッチで贅沢な気分になれるともうかがいます。(そのような傾向がおありの方は、パッケージやボトルのデザインにも、こだわりがおありのようです。) しかしたくさんの種類の化粧品成分が配合されるということは、その分だけアレルギー性皮膚炎等のリスクは高まります。それを抑えるために、グリチルリチン酸ジカリウムが配合される可能性が、高まるといえるでしょう。
2.乾燥肌等理由で全身むずむず痒い~型
全身が乾燥して痒みがある方をターゲットとした、グリチルリチン酸ジカリウム配合の浴用石鹸などが販売されています。また頭皮の痒みの軽減を目的とした、グリチルリチン酸ジカリウム配合の薬用シャンプーなどもあるようです。皮膚の痒み軽減に使用する場合は一時的にとどめ、たとえば痒みの原因である乾燥肌を解消すべきでしょう。グリチルリチン酸ジカリウムは、だんだん効かなくなるでしょう。
弊社がお客様より頂いた情報等を含めた弊社の経験で、上記のようにまとめてみました。以上のことから、過度な美白効果の追及は控え、できるだけシンプルな配合のコスメを選択し、保湿は日ごろから心がけておくことが肝要といえるでしょう。そうすることによって、知らないうちにグリチルリチン酸ジカリウム配合品を購入することも使用することも、大幅に減少すると思われます。
《公式サイト内の化粧品関連記事集》
《他の関連サイト等》
● サブ公式サイト
● はてなブログ