新型コロナウイルス対策に薬用石鹸は必要なし! 水道水自体にすぐれた殺菌効果! お肌にやさしい純石鹸での手洗いがおすすめ
(ワクチンに期待するより栄養摂取や生活習慣病予防!関する前回の記事 よりの続き)
お外から帰ったら手洗いとうがいを!
こういったお母さんの言いつけは、昭和の御代から言われていたことです。とくにインフルエンザや風邪が流行する季節には、耳にタコができるほど言われたものです。この手洗いに関しては、水道水と石けんを使用することが大事ということだけであって、とくに石鹸の種類までは気にする必要はありませんでした。
ところが今般のCOVID-19感染症対策/コロナウイルス感染予防を確実にしたいといった思いから、殺菌剤配合の石鹸がよく売れているようです。何でもかんでも除菌/殺菌/消毒したいといった思いから、そのような傾向が生まれてくるのでしょう。しかしこれには、大きな問題があります。
昭和の御代でも令和の御代でも、お外で鬼ごっこやかけっこをして転んで擦り傷を負った場合の応急処置は、負傷した部位を水道水で徹底的に洗って、異物を取り除くことです。この処置をしなければ、破傷風菌に感染するなどして、たいへんなことになることも予想されます。水道水がしみて痛くても、良い子のみんなはそうしてきました。
ここで大事なことは、清潔な流水で傷口を洗えば、雑菌やウイルスを洗い流して除菌できると同時に、水道水に含まれる塩素で殺菌できるということです。塩素が有効なウイルスや雑菌の種類は広範囲にわたるため、プールなどでも使用されるわけです。ただし塩素の殺菌効果には持続性がないため、応急処置の後にマキロンなどの傷薬を塗る必要があります。昭和の御代では、赤チンが傷薬の代表格でしたが・・・。
殺菌効果のある薬用石鹸の多くの商材には「イソプロピルメチルフェノール」という殺菌剤が、有効成分として配合されています。加齢臭予防/体臭予防やニキビ菌/アクネ菌対策としては有効のようですが、破傷風菌や多くのウイルスにはまったく効果はありません。またイソプロピルメチルフェノールには強い毒性があり、たとえ石鹸での使用であっても、長期間の使用を控えておくほうが賢明でしょう。
もうひとつ大事なことは、殺菌効果があるということは、皮膚にもある程度の負担を強いるということです。水道水の塩素程度であれば、アトピー性皮膚炎患者さんや超敏感肌の方は別として、まず問題はないでしょう。しかし強い殺菌効果のある石鹸等で手のひらを除菌や殺菌をした場合は、手荒れを起こす危険性があります。
手荒れを起こしてしまえば、手に様々な雑菌やウイルスを飼うことにもなりかねません。代表的な雑菌は「黄色ブドウ球菌」で、言わずと知れた食中毒の原因菌です。こうなってしまえば、もはや本末転倒と言わざるを得ないでしょう。お肌にやさしい石けんを使用して、しっかり水道水で手を洗うことが、正しいコロナ対策でしょう。
なお弊社公式サイト内に、お薦めの石鹸情報を含めた石鹸特集の記事がございます。ご興味がございましたら、ぜひご覧下さいませ。
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