食べ過ぎると新型コロナウイルスに感染しやすくなる食材? 菜種油,豆腐/大豆,キャベツ,カリフラワー,ブロッコリー,大根,玉ねぎ,ピーナツ等ナッツ類
(前回の 昆布には抗ウイルス効果しとする国の情報に関する記事 よりの続き)
これまでの記事で、コンブをはじめとする食用海藻をとおして適切にヨウ素(ヨード)摂取することで、あらゆる角度から間接的に、新型コロナ対策になることを書いてまいりました。代謝を高めて感染症に強くなることは、古くから知られていることです。魚介類よりも昆布等海藻のほうがはるかにヨウ素を含有しているため、毎日継続的な海藻摂取が望まれます。
もうひとつ、摂取し過ぎるといつの間にかヨウ素摂取不足と同様のことが起きてしまう食材があります。それは大豆や小豆等の豆類およびその加工品である豆腐等,キャベツ,カリフラワー,ブロッコリー,大根,玉ねぎ,ピーナツ等ナッツ類、ワサビ(山葵)やからし(辛子)などです。
豆類に含まれるイソフラボン、ゲニステイン、ダイゼインは、体内でのヨウ素の働きを阻害することがわかっています。(甲状腺ホルモンの合成阻害) ワサビやからしに含まれる辛み成分のグルコシノレートもまた、同様の働きがありますが、この成分はキャベツやブロッコリーや大根などのも含有されています。グルコシノレートを除去したキャノーラ油以外の菜種脂も、同様です。
このようなことを書くとすぐに、これらの食材を危険視する極端な方がおられるようですが、そのようなことを書いてはおりません。あくまでも「食べ過ぎにご注意」ということです。「食べ過ぎ」を数値に表すことは難しいですが、これらの食材を摂取すると同時に海藻等もしっかり摂取しておけば、何らヒステリックに恐れることはないのです。要は「バランスのとれた食事」「栄養のバランス」です。
大豆や小豆は古来より日本で食されていたために、賢い日本のご先祖様が和食・和菓子文化として、安全に食せるように工夫がなされています。たとえば昆布と大豆を組み合わせた「昆布豆」や、小豆と昆布を組み合わせた「おしるこ」や「ぜんざい」などです。和食文化や和菓子文化で利用されなかったキャベツ等の食材は、海藻との組み合わせのひと工夫が必要かもしれません。
以上のことから考えると、テレビの健康番組等でおすすめの「キャベツダイエット」や「豆腐ダイエット」がいかに危険であるか、おわかり頂けると思います。ヨウ素は代謝に不可欠な甲状腺ホルモンの合成に欠かせませんが、わずかに摂取できたヨウ素も利用できずに、ヨウ素欠乏症に近い危険な状態を招いてしまうわけです。ダイエット失敗事例が多いのは、甲状腺ホルモン不足で代謝ができないことにも起因するでしょう。
もっとも、メタボ・太り気味または太り過ぎ等の肥満症の方で海藻摂取不足の方は、少なくないようです。
ちなみに、低俗な健康番組を信じると、ろくなことはないでしょう。最近アルガ・アイが問題にしているのは、NHKの「ためしてガッテン」や「あさイチ」お薦めの「昆布旨味ドリンク」です。これは逆にヨウ素過剰摂取で、甲状腺がん発症のリスクがきわめて高い、日本の和食文化を無視した健康法です。女性はとくに要注意でしょう。
● 公式サイト内の「アルガ・アイ流 新型コロナ論 第2部」全文
《公式サイト内の人気記事 防腐剤編》
《他の関連サイト等》
● サブ公式サイト
● はてなブログ
| 固定リンク
« 昆布(コンブ)等海藻が新型コロナウイルス感染防止に効果なしって本当? 国立健康・栄養研究所のPubMed検索に疑問… | トップページ | 厚化粧の老け顔メイクアップをやめて下地不要ファンデーション直塗りの若見えメイク/ナチュラルメイクで若見え肌に! »
コメント