グリチルリチン酸ジカリウム(2K)配合薬用シャンプー等のスカルプケア/ヘアケア製品 本当に頭皮が健康になる?
弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は第5章の内容の一部です。
(前回の記事よりの続き)
前回の記事では、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)に保湿効果があるとする、誤った情報に関して書きました。グリチルリチン酸ジカリウムには保湿効果などはなく、あるのは「むくみ効果」ということです。頭皮に対するグリチルリチン酸ジカリウムの様々な効果がいわれていますが、今回の記事ではそれらに関して、書きたいと思います。
グリチルリチン酸二ジカリウム(グリチルリチン酸ジカリウムと同じ)を有効成分とする薬用シャンプー等薬用ヘアケア/スカルプケア商材には、さまざまな効果効能が宣伝されています。毛髪に対する効果は除いて頭皮に対する効果に限ってみれば、おおよそ ①炎症を抑える、②痒みを抑える、③フケを抑える、④頭皮を健康に導く、といった感じです。これらの効果に関しては、次のようにいえるでしょう。
①炎症を抑える
炎症を抑えるということは、自己免疫機能を低下させて、人体に有害物質を経皮摂取させることになるデメリットも生じます。もし頭皮に炎症があるのであれば、炎症の原因を特定し、早目に治療すべきでしょう。
②痒みを抑える
これも①と同様で、痒みの原因を特定すべきでしょう。もし頭皮が乾燥肌であるなら、しっかりと保湿すべきでしょう。グリチルリチン酸ジカリウム配合ヘアケア商材を長期間使用すると、痒み止め効果はだんだんなくなって、やがては痒くてたまらない、悲惨な状況に陥るかもしれません。
③フケを抑える
健康な頭皮であっても、適度なフケは出るものです。過度にフケが発生するのであれば、やはりその原因を早めに特定すべきでしょう。なお、グリチルリチン酸ジカリウムは肌代謝を低下させるため、フケが出にくくなるのは当然のことでしょう。
④頭皮を健康に導く
グリチルリチン酸ジカリウムの常用/長期使用は、お肌に大きなダメージを与える危険性があります。頭皮が脆くなることなども、医療関係者より報告されています。また頭皮を構成するたんぱく質を糖化させるため、頭皮が薄くなる危険性もあります。
以上のことから、グリチルリチン酸ジカリウム配合薬用シャンプーのご使用は、短期間に限ってのご使用が安全といえるでしょう。なお皮膚科に通院されている方は、必ず主治医の先生にご相談下さい。(次回の記事 へ)
( グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) )
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