生ワクチン 不活化ワクチン トキソイドワクチン メッセンジャーRNAワクチン ウイルスベクターワクチン等 コロナワクチンはどの種類?
この記事は、新型コロナワクチンの予防接種に、反対するものではありません。ワクチン予防接種のメリットと、不可避とされている副反応/副作用のデメリットを比較して頂くための、情報提供として作成いたしました。厚生労働省はホームページにて、「あくまでも、ご本人が納得した上で接種をご判断」と、安易な気持ちでのワクチン接種を望んではいません。何よりも大事なことは、読者さまの健康状態や置かれている状況を熟慮された上での、接種のご決断が肝要といえるでしょう。最初にお断りをさせて頂きます。
コロナワクチン接種の努力義務に関する前回の記事(シリーズ初回記事) では、コロナウイルス感染症に関するマスコミの情報がかなり歪められていることについて書きました。今回はワクチンの概要とその種類について、書きたいと思います。
狭義においてワクチン(vaccine)とは、天然痘感染予防に用いられた「種痘」を意味します。19世紀に種痘接種が行われた以降は、感染症予防に施される接種はすべてワクチンと呼ばれるようになりました。すなわち広義においてワクチンとは、感染症予防に用いる医薬品となります。
弱毒化または無毒化された病原体そのものまたは病原体から作られた毒素を投与することで、病原体に対する体内での抗体産生を促し、その病原体に対する免疫を獲得することを目的とします。ワクチンは、いくつかの種類に分類することができます。下記はワクチンの種類と、代表的な感染症の名称です。
① 生ワクチン
病原性を弱めたウイルスや細菌を投与して、免疫力を獲得する方法です。代表的なものは先ほどのべた、天然痘予防の種痘です。
② 不活化ワクチン
端的に表現すれば、ウイルスや細菌の死骸を投与して、免疫力を獲得する方法です。ウイルスは生物ではないため、生物の「死」に相当する言葉として、「不活」という言葉が用いられます。代表的なワクチンとして、インフルエンザワクチンをあげることができます。
③ トキソイド
ウイルスや細菌が作り出す毒素を弱毒化して投与し、免疫力を獲得する方法です。代表的なものには、ジフテリアワクチンがあります。
④ 核酸ワクチン
DNAワクチンやmRNAワクチン(RNAワクチン/メッセンジャーRNAワクチン)などがあります。今般の新型コロナウイルスワクチンはmRNAワクチンが主流で、ファイザー社製と武田/モデルナ社製がmRNAです。このワクチンは、ウイルスの一部分を作るmRNAをヒトの細胞内に送り込み、産生されたウイルスの一部分に対する免疫力を獲得しておこうというものです。mRNAは通常は逆転写せずDNAを侵さないため、安全性が高いとされています。DNAワクチンは、ウイルスの一部分を合成するDNAそのものをヒトの細胞内に送り込んで、RNAに転写させるという、RNAワクチンよりもワンステップ多い行程を経ます。このワクチンはヒトの細胞の遺伝子を、組み換える危険性があるとされています。
⑤ ベクターワクチン
体内では増殖しにくいウイルス(具体的にはサルアデノウイルス)に目的とするウイルスの一部を作らせる遺伝子を組み込み、ヒトの細胞に感染させて目的とするウイルスの抗体を作らせます。活きた遺伝子組み換えウイルスを投与するわけですから、生ワクチンということもできそうです。代表的なものには、エボラ出血熱ワクチンがあります。今般の新型コロナワクチンのうち、アストラゼネカ社製がこの方式のワクチンとなります。
以上が主だった、ワクチンの形態です。( 続きの記事 へ)
● アメブロ関連記事
● 公式サイト内の「アルガ・アイ流 新型コロナ論 第8部」全文
《公式サイト内の人気記事 防腐剤編》
《他の関連サイト等》
● サブ公式サイト
● はてなブログ
| 固定リンク
« 重症化した持病/基礎疾患のない若者は実は極度の肥満症! マスコミのデマ報道でコロナワクチン接種のメリットとデメリットを比較検討できない! | トップページ | 新型コロナワクチン 被接種者のDNAがメッセンジャーRNAの遺伝子情報を取り込む危険性 人類は共存するウイルスの遺伝子情報を逆転写して進化してきたのだからあり得る? »
コメント