手作り化粧水の最大のメリットは甘草由来化粧品成分のグリチルリチン酸ジカリウム(2K)無添加可能なこと! カンゾウ根エキス配合の美白化粧水は愚の骨頂‼
弊社公式サイト内の「グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」の連続記事を追記・補完のうえ、再編成いたしました。下記は第7章の内容です。
前回の記事では、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K/GKⅡ)配合黒ずみ対策クリームでデリケートゾーンを美白ケアする危険性について、書きました。今回は「グリチリルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ」連続記事の最終記事となります。弊社は手作り化粧水の材料 アクア・ダルモール77ミネラル (詳細は記事の下)を扱っている関係上、最終記事は手作り化粧水に関するテーマで締めくくりたいと思います。
過去の記事にて述べましたが、出来合いの化粧水等コスメへのグリチルリチン酸ジカリウムの配合目的は、他の化粧品成分がお肌に刺激を与えた場合に、炎症やアレルギー反応を抑え込むことです。これは逆からいえば、他の化粧品成分すべてがお肌に悪さをしない/肌トラブル等を起こさない場合は、グリチルリチン酸ジカリウムを配合する必要はまったくなく、きわめて安全性が高いコスメとなります。それを実現できるのが、手作り化粧水を含む手作り化粧品です。
たとえばBG(1,3-ブチレングリコール)やヒアルロン酸(低分子ヒアルロン酸を含む)や尿素がお肌に合わないことがわかっていれば、それらを配合しない化粧水を作ればよいわけです。またゴージャスさを醸し出すためか、出来合いの化粧水にはさまざまな植物エキス(ボタニカル成分)がよく配合されますが、大半の植物はアレルゲン(アレルギー物質)を含有しているために、これらも排除することができます。
もし化粧品成分が冷凍冷蔵保存しても変質しない場合は、冷凍冷蔵庫で長期保存が可能となり、きわめて高い安全性の化粧水を継続的に使用することが可能となります。もちろんその場合は、パラベンはもちろん、パラベンよりも危険性が高いと考えられるフェノキシエタノール、危険性が高いとされる1,2-ヘキサンジオールやプロパンジオールなども、添加する必要がなくなります。
ところがこの「グリチルリチン酸ジカリウム不使用」という最大の恩恵を無にするばかりか、逆に甘草やそのエキスであるグリチルリチン酸ジカリウムやカンゾウ根エキス(カンゾウエキス)を、わざわざ手作り化粧水に配合される方が少なくありません。その目的とは、美白化粧水を手作りすることです。そういった美白化粧水のレシピは、手作りコスメ材料のサイトなどで、広く公開されているようです。これまでの内容を読まれた読者様はもうおわかりだと思いますが、出来上がるのは肌代謝を阻害して汚肌に導き、また老化肌に導く、偽美白化粧水です。
弊社は手作り化粧水の材料「アクア・ダルモール77ミネラル」を扱っている関係上、またこの「アクア・ダルモール77ミネラル」がNPO法人日本アトピー協会さんの会報「あとぴーナウ」の大きなスペースでおすすめ品としてご紹介頂いたためか、アトピー性皮膚炎患のお客様からのお問合せをお電話にてしばしば頂戴します。アトピーケアとして使用しているグリチルリチン酸ジカリウム配合薬用化粧水をやめて、グリチルリチン酸ジカリウム不使用の化粧水を使いたいと切望されている患者さんが、とても多いのです。
そして概ね言われることは同じで、グリチルリチン酸ジカリウム配合品を使い続けるとお肌がキレイになれないのはわかっているが、使い続けざるを得ないということです。もうすでにグリチルリチン酸ジカリウム中毒に陥っているために、グリチルリチン酸ジカリウム配合薬用化粧水の塗布をやめるとリバウンドをおこしてしまうという、非常にお気の毒な状況です。(弊社製品をご購入されなくとも、お電話を頂いた時点でお客様)
グリチルリチン酸ジカリウムをやめたくてもやめられない方がおられる一方で、お肌の自殺行為ともいえるような偽美白手作り化粧水を堪能される方もおられるわけです。この点がアルガアイ的には、非常に残念でなりません。少なくともこの令和の御代では、グリチルリチン酸ジカリウムが副因であった可能性が疑われる2大薬用化粧品事故のような大惨事が起こらないことを、祈るばかりです。読者様におかれましては、グリチルリチン酸ジカリウムの本質をご理解の上、どうか安全で快適なコスメライフをお過ごし下さいませせ。
( グリチルリチン酸ジカリウム 平成のまとめ 序章(目次を含む) )
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